漫画家 鳥山明さん死去 68歳 「DRAGON BALL」などで人気
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68歳、、若すぎる
ドラゴンボールは最近でもまだまだ全世界で人気ありますし好きだから悲しい
ご本人もまだまだやりたいことあっただろうなあ
ご冥福をお祈りします。
注目のコメント
日本のマンガ史上、発行部数2億部を超えた作品を持っているのは5人、その中で、他にも代表作といえるような発行部数3000万部以上の作品(『Dr. スランプ』)を持っているのは、鳥山明だけです。
これは、ノーベル化学賞をとったあとにノーベル物理学賞をとるとか、メジャーリークで代表的な選手になった後に英国プレミアリーグでトップ選手になるようなものです。
1億部を超える作品を残せば、50年は名が残りますが、だいたいそこでマンガ家として次の代表作を残せません。
あの富樫義博や井上雄彦ですら、2つ目の代表作を完結まで書けていません。
あのジャンプ・システムで15年間生き抜き、2億部超えを含む2つの代表作を完結させた、というのは前人未踏で、今後も現れないかもしれません。
鳥山明のマンガ界への影響というのは間違いなく巨大ですが、今はまだ判断が難しいところです。彼の作品は、
・アシスタントをほとんど使わない
・トーンを使わない
・マンガは手書き
という、その後のマンガ産業とはかなり違う方法の、個人の名人芸に負うところが大きいです。
ストーリーは、『One Piece』の尾田栄一郎など、明らかに広い範囲の影響がありますが。
大友克洋などのように、短期間にスタンダードになってあまりにも広まってしまったために、特に彼の影響とは気がつかない、というところはありそうです。
ただ、画風とかコマ割りで大友克洋の影響が大きい、というマンガ家はけっこういますが、鳥山明の影響が大きい画風のマンガ家、というのは、ほとんど見かけません。
SF(手塚治虫や石ノ森章太郎も含む。メカのデザインとかも)、特撮(円谷プロや戦隊もの)、カンフー映画といった諸要素を貪欲に取り込んでいますが、デザイン的な関心が先に立っているのではないか、というところがあり、本質的にストーリーテラーよりもイラストレーター、デザイナーの人ではないか、と思うことが多いです。
そこが大多数のマンガ家とは違います。ドラゴンボールを愛読していた世代なので本当にショックです。
死因となった急性硬膜下血腫について医学的な観点から少しコメントをします。
急性硬膜下血腫は、頭の中(頭蓋骨の内部)で起こる出血の一種です。頭蓋骨のすぐ内側にある硬膜と脳の外を覆っているくも膜の間に出血が起こり、それが脳を圧迫することで致死的になります。頭の中で出血が起こる病気には、他に「くも膜下出血」があり、これは動脈瘤と呼ばれる血管のこぶが突然破裂することで主な原因で、比較的若い方が突然死するケースがしばしばあります。一方で、急性硬膜下血腫の原因の多くは外傷であることから、転倒や事故などが関係したのかもしれません。
ご冥福をお祈り致します。アニメやコミックはそれほど好きではなかったのですが(あまりコミックは読まない子供だった)、アーティスティックなカッコ良くてカワイイ絵が大好きで、原画展に行ったり、Instagramでフォローしてました。昨日もストーリーのポストも見たばかりだったので、本当に驚きました。今でも信じられませんが、一週間秘匿されてたんですね…泣
世界中で多くのファンを抱えるドラゴンボールですが、名編集者鳥嶋和彦さん(マシリト)の手によって、爆発的な支持を得て、今があるのですが、鳥山明さんが本当に描きたかったのは違ったという話をよく聞きます。(ドラゴンボールもZ以降は描きたくなかったらしいです)
「売らなければならない」という重圧から解放されるようになってから鳥山明さんが描く絵は本当に楽しく、その話もきっとそうなんだろうな、と思うことが何度かありました。Instagramを開くたびに楽しみにしていたのに残念です。あのカッコ良くてカワイイ絵をもっともっと描いて欲しかったです。天国で好きな絵を好きなときに好きなだけ自由に描けるようになってますように。本当にありがとうございました。
R.I.P.
追記:塩崎さんも書かれていますが、鳥山明さんは漫画家ではなく、デザイナーでありイラストレーターであり、アーティストであり、職人だったんだと思います。そしてそんな鳥山明さんが大好きでした。