アップルのiPhone販売台数、中国モバイル市場で24%減少
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タイトルではアップルの売上減が強調されていますが、2024年の中国スマホ市場ではファーウェイの一人勝ちの様相を呈しています。
全体で7%の減少となる中、ファーウェイは64%増となっています。「Mate60」シリーズは中国でも話題となっており、5Gが利用できるようになったことで、元々中国では人気のあったファーウェイの売上が伸びています。
一方で、iPhone以外にも、OPPO、vivoといった主要メーカーが軒並み2桁減となっています。
注目のコメント
「遥遥领先」(はるかにリード)
Mate60の発表会での発言が中国ではバズり、流行語となりました。Mate60は生産が追いつかず、争奪線がくり広げられる機種となりました。
というわけで、中国で今、一番セクシーで自慢できる端末はファーウェイのMate60なのです。最新iPhoneを欲しい人の相当数は自慢できるアイテムが欲しいというメンツ消費でしたので、売上激減もやむなしというところではあります。そもそもiPhoneと中華メーカーで比較したらスペックでだいたい負けています。ではなぜAppleのシェアが高いかというと、ブランドとデバイス間の互換性が大きい障壁でした(これは日本は特にそう)。しかし、iOSからHarmonyOS(ファーウェイの独自OS)へのデータ移行が容易になりつつあり、HUAWEIがウェアラブルデバイスにとどまらず、家電にも手を出し始めてOS連携するようになり、中華では無敵のプロダクト経済圏を作ることができています(本社行きましたが、家電だけではなくランニングマシーンにもついてました笑)。最後のブランド力については、政府がネガキャンした背景もあり、ちょっとiPhoneをもちづらい状態になっていることも背景にあると思います。