「推し」を持つということ◎ヴィスワヴァ・シンボルスカ「終わりと始まり」
アートとしての詩のことば〜詩の編集者が選ぶ 今日の詩〜
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私たちの抱える大きな問題は、人々の対話がしばしば壊れてしまうことです。ジェノサイドや原子力災害のような巨大な対象の話でも、身近にある個別のジェンダー問題や外国人差別のような種類の話でも、対話は往々にして壊れてしまいます。
対話を取り戻すには、どうすればよいのだろうか。どのような言葉が必要なのだろうか。それは、私たち全員に関わる問題だと思っています。
詩の編集者というお仕事は、私にとってなかなか想像が及びませんが、しかし、フラットな言葉が当たり前になり、批評/編集が成立しないかもしれない状況、という問題意識は刺さりました。どのような言葉が紡がれていくのか。どのような詩が選ばれるのか。楽しみに読んでいます。