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図書印刷、5月末でAIによるオーディオブック事業を終了・撤退へ

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  • クリエイターエコノミーニュース マーケター兼クリエイター

    また一つ音声関連のサービスが終了する。

    2024年1月にはあの本田圭佑氏もかかわったアスリート専門の音声配信アプリNowVoiceが幕を閉じた。いずれも、それなりの初動金額がかかったと思われるが、回収を待たずして早めの損切、という感じだろう。

    みんなどれだけ音声市場を見誤っているのだろう。毎年電通が日本の広告費規模のレポートを出していて、そこにラジオデジタル、という項目があり、ここが2023年でも28億円しか無い、という小ささなのを知らされていないのだろうか。広告だけと見たとしても、それでもせいぜい100億程度だろう。それを、Amazonをはじめとする大手も含めた企業が取り合っている。2020年に音声市場を420億円と見積もった調査のなんと積み深きことよ。

    ビジガクについては、先程実際にユーザー登録してみたが、いきなり本名の入力を求められた。今どき、ここまで登録のハードルを上げているWebサービスは久しぶりに見た。これでは登録者数は増えないだろう。また、書籍のレビューもない、お気に入りもない、使い勝手や交流といった2次的な付加価値がまったくない。これでは、ユーザーが増えるはずもない。

    ちなみに、私はGooglePlayBooksで電子書籍を購入しているが、読み上げに対応しているので、そもそもビジガクと同じようなことが出来ている。Kindleでも読み上げ機能がある。COEFONTのチューニングをしているとはいえ、多くのユーザーはそうした細かなことは気にしないだろう。ユーザー数にクリティカルなKPIをおそらく見立てることができなかったのではないか。蔵書を増やすことばかりに囚われていなかったか、惜しまれる。

    ただ、前述のように音声市場の小ささを考慮したからこそ、運営にも予算をさききれなかった、というのはあるのかもしれない。つまり予算に見合ったサービスでなかった可能性はありそうだ。

    海外では、ポッドキャスト大手のACAST、国内でも音声ライブ配信アプリのSpoonがそれぞれ黒字化をしている。いっぽう、Voicy、Radiotalkなどは数億円の赤字を出している。音声ビジネスのセンターピンをつかみはじめている企業も出始めているのが2024年なので、そういう意味で業界内で勝負が付く前に撤退、というところは評価したい。

    お疲れ様でした。


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