マイクロソフト、仏新興ミストラルAIと提携-米オープンAIの競合
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LLM界隈でGPTに次ぐ性能とも言われるMistralとMSが提携。どうやら独禁法対策のようですが、技術的には業界最大手と二番手とも言える両者と1つのジャイアントが提携しているというのはまず見たことがないです。
最新のLLM Mistral Largeは、自然・社会・人文科学などの選択問題ベンチマーク「MMLU」のスコアでGPT4に次ぐ2位と主張。
https://mistral.ai/news/mistral-large/
注目のコメント
孫さんが言っていた(そしてめっきり言わなくなった)群戦略、を彷彿とさせる。ただ孫さんのそれは最後まで良くわからなかったがこちらMSは明確で、ようはクラウドはAzureからOSはWindows、アプリはOfficeにまで載せる文字通りかつ物理的なプラットフォーム戦略。世界一タカ派な公取を配すEUがいる以上もはやそれは資本の論理では推し進められない、ので商売是々非々で進める。AI搭載クラウドの世界一ポジションを確立しつつある今それが可能なのはMSだけ。つくづくOpenAIにあの段階で1兆円大枚叩いたナデラMSは神。言うは易しで今でこその話であの段階で1兆円決断は並の経営者には出来ない。
軽量型のLLM (特に7B) はMistral社のものが一番パフォーマンスがいいというのが現状の業界での認識です。また、先週Googleも軽量型LLMのGemmaをオープンソースでリリースしました。MSのような大手がMistralに手をつけておきたいと思うのは自然かと思いました◎