女性議員数はアジアトップクラスの台湾国会 4割超、クオータ制導入「男性議員の質も上がる」
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この女性議員の多さが伝える女性の社会進出についてもそうだが、現代社会が普遍的に直面する課題について、性的平等、若者の政治参加から、半導体への取り組みも含めて、台湾が日本よりもはるかに先に進んでいるケースが増えている。かつては「台湾(を含めたアジアの国々)」は日本より後に近代化の道を歩んでいる、というモデルへの想像があったが、いまは逆転現象が起きている。先進モデルが欧米だけではなくアジアにある。そのことに気づくことが日本の改革のスタートになるのではないか。
注目のコメント
日本も導入すべきです。制度は人がつくり、つくった制度は人もつくります。フランスなどの導入は、欧州とは文化が違うから、という議論がありましたが、台湾は同じアジアでしかも親日の国です。台湾が日本の代わりに実験し、成功させてくれました。この成果を日本も学ぶときです。
クオータ制には様々なやり方があります。
まず、法律で政党に義務づけられている場合と、各党が独自の規約でやっている場合があります。
法律で義務づけた方が、おおむね効果は大きいです。
インドネシアのように、各政党の候補者の30%は女性でなければいけない、というものもあります。
つまり、立候補者についての義務づけです。
当選者の一定割合が女性でなければいけない、という、結果の義務づけ、が最も効果があります。
台湾の場合はこれで、比例当選者の40%が女性でなければなりません。
立候補者の中の女性の割合を一定にするという義務づけでは、女性の議員は増えはしますが、少しずつの場合が多いです。
女性の議員が10%以下では、男性化する女性、男性が大多数を占める後援会などに迎合する女性議員ばかりになる、というのは、まさに日本のケースです。
法律の義務づけで何割かは女性議員が当選するのが確実なのであれば、後援会のレベルまで女性の政治参加が進み、独自の政治基盤を持つようになるでそう。性別による不平等が根強く残っている国々においては、クォータ制を取り入れ数字の上でまずは平等にすべきだと思います。
そうしないと、記事で「比率が低いと女性は発言権が弱く、男性議員に迎合してしまう「男性化」が起きると指摘する。」とあるように、一向に改善されないという状況が続きます。