【土井×為末】日本人よ「神経質」になり過ぎるな
NewsPicks編集部
162Picks
コメント
注目のコメント
「日本料理というのは自然を生かす、自然観の表現ですから、自然の中に人間が出てきたら気持ち悪うてしゃあないんです」
この土井さんの言葉は、料理以外の分野に通じるような気がします。ユニクロや無印といったブランドが果たして日本以外から生まれ得たかと考えると、やっぱり生まれなかったように思います。
僕たちの日常には思いのほか、使われることによって美しさが表現される民藝的な日本のプロダクトが多いのではないか、と思います。料理だけではないですが、本当の目的ではなく、「決められたこと」を完璧にやろうとすると変なことになってしまうんだと思います。河合隼雄先生がかつて仰っていましたが、100点でなくてはならないところと、50点でもいいところを分けないとへとへとになるばかりか、結果も今一つになるということなんでしょう。
料理だけでなく、仕事や組織においてもある程度の「おおらかさ」「適当(自由度)」の大切さをひしひしと感じてます。「ほどほど」「適当」な余裕があるからこそ、「楽しみ」も「喜びも」「工夫」も生まれるのではと。
根詰めて、細かく、自由度が失われ、上下左右に確認を取り、身動き取れなくなり、いつのまにか、楽しさも失われる場こそ、それに文句を言うだけでなく、先導きって「何もしない」「ほどほど」「適当」を時に体現する勇気や度量が必要だと思います。
そして、後者にまだなり切れてないので、そうありたいです。