カナダ首相が移民受け入れにブレーキ、住宅逼迫で世論激変
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カナダの人口は過去10年間で3500万人から4000万人に増えました。
同じ期間で、不動産価格も、物件によりますが、1.7~2.5倍程度に上がっています。
外国人がいきなりカナダに行って就職するのはむずかしいので、まず留学して学位をとる、というのが、多くの移民の入り口になります。
カナダには現在約60万人の留学生がいて、35%減らすと21万人減らすことになります。
留学生は、カナダ人よりも学費を多くとられるドル箱なので、人数を減らすと、短大や大学の経営にかかわります。
移民は、学費も払えば不動産も購入するのだから、カナダの経済には寄与しています。
住宅建設を増やして、どんどん移民に売ればいいのではないか、という考えもありえるでしょう。
それから、外国人による不動産購入といっても留学生などより富裕層、何なら外国人投資家の方がより多額の購入をしているはずで、そちらを制限するべき、という考えもあります。これについては、一応、2023年に規制されています。
https://www.ft.com/content/085cda38-9060-4da1-8532-1a3af9cd7e58
カナダ、外国人による投資目的の不動産購入禁じる新法施行
https://www.cnn.co.jp/business/35198070.htmlカナダの医療事情について。医療費が極端に高く国民皆保険制度がない米国と比べると、カナダは医療費も安価で国民会保険制度があることから患者の自己負担もほとんどありません。しかしながら、問題は医療へのアクセスです。日本のようにフリーアクセス(誰でもいきなり専門医に診てもらえる)はなく、専門医を受診するためにはかかりつけ医の紹介が必要で、かかりつけ医の受診予約を取るのにも数週間待ちのこともあります。また、緊急事態で救急外来を受診しても待ち時間が極端に長いことも問題になっています。医療の需要と供給の不均衡を起こしているのは移民の影響もあり、国民の不満に繋がっているのかもしれません。
米国に隣接しているが、米国よりビザにオープンである印象。自分が見ているスリランカのチームからも、何名か移住者が出た。
一方で、国内のこういった世論の変化もあるだろうし、また移民する側観点でも、生活コストの上昇や治安の悪化などが発生している。肌感覚として、以前より移住国としての競争力は低下している印象をもっている。