低アルコールの「スーパードライ」が好調 3カ月で年間目標をほぼ達成した背景は?
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健康という側面からは、飲むアルコールの「濃度」ではなく、結局「量」であることに注意したいところです。「お酒に弱くても楽しめる」として飲む量が増えてしまえば、より少量の濃度の高いお酒を飲むのとリスクは同じです。
また、発がんリスクの観点からはゼロよりイチであり、低アルコールでも少しずつリスクが増加することも考えておく必要があるでしょう。
一見すると、低アルコールは健康に良い選択と捉えられそうですが、「普段あまりビールを飲まなかったり、これまでほとんど飲んでこなかったり、そうした人たちを囲い込めている」ということで、国民全体の健康という意味では懸念もすべき傾向かもしれません。別のアルコール飲料からの乗り換えだけであればよいかもしれませんが、あるいは依存の入り口にはなっていないでしょうか。先日ストロング系の製品を継続しないことを発表して話題になったアサヒビールは、同時に低アルコール戦略を推進して独自の成長戦略を取ろうとしています。記事にもありますが、低アルコールのトレンドは世界的なものであり、こうした大局的かつ長期の視点で市場を見ることの重要性を改めて感じます。属性でターゲットを規定せず「やりたいことがたくさんある人」といった価値・行動軸でターゲット規定しているのも、大きなマス市場の次の時代を長期視点で見据えた戦略思考が反映されているように見えます。
この手の記事を見るといつも、どうやってサプライチェーンを回したのかが興味深いです。
3ヶ月でクリアということは販売当初から1年分の販売数量は製造しておかないと厳しいですよね。ビールの賞味期限はそこまで長くはないですから、それだけ作って余ったら誰が責任を取るのでしょうか。
ともすると、最初からこれくらいは売る予定だったわけで、それで1年の目標を3ヶ月で達成と言うのはおかしいですよね。
実際、生ジョッキ缶は当初品薄になりましたし、ああいうのが本当の「予想以上に」売れたってことですよね。