岸田首相の偽画像などがSNSで相次ぎ拡散 注意を呼びかけ
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岸田首相の偽画像などが相次ぎ広がっています。 ファクトチェック記事を担当しました。
ひとつめは、ロシアを支持するアカウントが、日本のウクライナ支援に反対する文脈で投稿した合成画像。
首相の指が不自然、背景がゆがんでいる…など、生成AIの特徴に似た痕跡がみられましたが、70万回以上みられるなど拡散しています。
ふたつめは、外国人共生に反対する立場から投稿された偽情報。
こちらはもともとある動画を切り貼りしたもので、250万回以上みられるなど広がっています。
いずれも、政治的な主張を広げるために偽情報を利用している事例です。
注目のコメント
フェイクニュースによる選挙妨害だけは何としても阻止したいです。これは民主主義への攻撃ですから。他のAI悪影響の問題とは次元が異なります。
米国では大統領選挙があるため、先行して法制化の動きがあるようです。衆議院選挙の前に政治的フェイクだけは何らかの規制が必要だと思います。政府としても、対応を考えておりNEDOから下記のような公募も行われています。
「経済安全保障重要技術育成プログラム/偽情報分析に係る技術の開発」に係る公募について(予告)
https://www.nedo.go.jp/koubo/CD1_100359.html
ただ、偽情報の流布というのはディープフェイクを例にしなくとも枚挙に暇がないわけで、今もまさにNPのトップページの記事はこれです
スウィフトさん「陰謀」関与、18%が信じる アメリカ世論調査
https://newspicks.com/news/9585443いよいよ本気で「ニュースソースを疑う」の時代がやってきましたね。
NHKの記事によると、合成した怪しい部分もあるという事ですが、そんなもんは直ぐに修正できるようになるので、何が正しいか?は一つの情報ではなく、複数の情報からストーリーとして真贋を見極める力が個々人に求められる時代がきちゃいました。