純利益77%減の中国アリババ、格安Eコマースとの競争に苦戦
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TemuのPDDホールディングスの低価格狙いと中国景気の成長停滞が組み合わさり、外部環境でアリババに不利な状況が続いてしまってますね。
注目のコメント
アリババはこの数年、ピンドゥオドゥオとの戦いで後手に回ってきました。オンラインとオフラインを融合させるニューリテールが果たして正解だったのかも問われるところですし、もう一つクラウドの成長が想像よりも早く鈍化してしまったことも課題です。
ただ、既存の売上を失っているわけではないので、いかに早く新たな成長分野を見つけ集中できるかという勝負。生成AIのDingtalk(スラック的なビジネスチャット)への実装などは非常にユニークで面白いプロダクトを生み出していますし、今後に期待しています「Temuの昨年12月の売上高は前月比12.5%減、今年1月は4.8%減となり、50%余り増加していた2023年半ばから急速に落ち込んでいる。」
ライバルとされるTemuも売り上げ減少してるみたいだけど。
激安通販Temu、スーパーボウルのCMに多額の支出-米で急成長に陰り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-12/S8RJ7YT0G1KW00単に格安Eコマースとの競争で苦戦しているのではなく、中国の不動産バブルが崩壊したことでデフレに突入して『より安く』を求める消費者が増え、それに対応する価格破壊タイプの参入が増えている経済環境があっての競争のように思う。逆にそういう経済環境がなければアリババも伸び、新規参入も伸び表面化しにくいのだろうと思う。
またこれで興味深いのはソフトバンクが既に株を売却している点。普通の投資家と違い兆候は早くつかめていると思う。