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コンテナ船の速度、23年は5%低下 環境対応へ減速進む - 日本経済新聞

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    拓殖大学商学部国際ビジネス学科 教授

    コンテナ船の速度は,長期的に見て減速が進んできました.日経とはソースが異なるかもしれませんが,2008年時点ではコンテナ船の速度は平均で19.2ノットでしたが,2023年には13.9ノットまで減少しています.

    理由の第一はコスト削減です.コンテナ船燃料消費量は速度の三乗に比例して増加するため,速度削減に伴う輸送コストの減少の恩恵が大きいことが挙げられます.第二は環境対応です.2000年代から環境対応のための減速航行は進んできました.減速運航は費用削減と環境対応を両立できる一石二鳥の手段であるのです.

    記事にもありますが,23年に入って運航格付けが始まったことも減速運航をさらに進める原因となりました.

    しかし,現在の中東情勢を受けてスエズ運河を迂回する動きが生じているため,迂回による遅れを取り戻すためのスピードアップが行われる傾向にあります.小型船では顕著なスピードアップがみられていないのに対し,大型船でスピードアップがみられています.

    海運会社の方に話を聞くと,サプライチェーンの維持(&できる限りの定時運航の確保)にはかなり神経を使っている様子であり,その表れであると思われます.


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    松田さんとSchenkoppさんのコメント欄が楽しい!自分も乗っかっていく!

    ①抵抗と速度、エネルギーの関係
    物理で説明が出来るので、面白い領域。こういう問題とかもっと出るといいなぁと思う。船底塗料(船底にフジツボ付くと抵抗が増える、それを自然に航海中に落とす)とかもここの一環。

    日本ペイントが船舶用防汚塗料を開発、工程数は最大約4割減
    https://newspicks.com/news/5560741

    ②省エネは航路選択でも
    これはウェザーニューズとかがやっている領域。スピードと航路の組み合わせで、天候が悪いところをいかに省燃費で避けるか。減速したほうが無理やり早く行くよりよいこともある。道路とはまた違う経路最適化問題。

    AIで船舶の燃料削減、最適航路を提案
    https://newspicks.com/news/3961617

    ③コンテナ船ってなんでタンカーやバルカー(ばら積み船)より早いの?
    コンテナ船だけ「定期船」だから。コンテナというものにまとめて色々なモノを混載(原油やバルカーは、複数の財を同時に運ばない)。それぞれに色々な納期とか関わり、サプライチェーン上カレンダー(日程の予見性)が重要だし、そして早く着く方が基本的には良い。
    なのでエネルギー効率は悪くても、タンカーとかよりバルカーより大分早い、という理解。


  • 技術営業 機械

    コンテナ船のパワートレインは2度のオイルショックを経て極度に高効率化されている。ギアボックスのロスを嫌ってスクリューとエンジンを直結、バックするにはエンジンを逆転させるため2ストローク化、推進効率を高めるためのスクリュー大径低速化と、それに伴うエンジンの超ロングストローク化、これでパワーを出す為の高過給圧化など。

    コンテナ船が高速化したのは、熱効率50%超を維持したまま高過給圧化を果たしたからと言っても良い。エンジン屋にとってはこれもひとつの究極です。

    そのコンテナ船が遅くなったとは、化石燃料そのものの時代的限界とも言えて、一抹の寂しさも感じます。エンジン屋の独り言みたいなものですが。


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