空飛ぶクルマ業界、二極化の様相 A.L.I.は破綻、SkyDriveは大型IPOへ
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Air Mobility。今回の能登半島地震でも、その日から飛ばして行政が支援できたのではないだろうか。 技術的には新たな発明ではなく既存の要素技術を組み合わせたもの。リーダー不在ということか。
航空業界は、第二次大戦後ずっと欧英に仕切られている。日本の国土内で日本の企業に空の道を拓いてあげることは、人々の発想を拡張させる機会に必ずなります。 どの業界も様々な事故を乗り越えて現在に至っている訳だから、
英知を出し合っていただきたいものです。
但し、本題のIPOは疑問。 安易なSPAC上場などは論外として、量産用の最適化設計後の型式証明を得て事業の収益性・黒字化が明確になってからIPOを検討しても遅くはないはずです。 YS-11やMRJの二の舞にならずに日本企業としてFlyしてもらいたいと思っています。
蛇足ですが、2018年に発刊された「Autonomy」著者 L.D.Burns(元GM)によれば、自動車は極めて非効率だと結論付けています。
下記ご参考 (DeepL和訳)
自動車に投入されたガソリンのエネルギーのうち、道路を走るのに使われるのは30%にも満たない。ガソリンのエネルギーが運動に変換されたとしても、運転者(150lb)の移動に使われるのはわずか5%にすぎない。
また、米国運輸省によれば、渋滞した都市の平均速度は時速12マイル(約1.6キロ)と低く、燃費効率が非常に悪い。
さらに平均乗車人数はわずか1.1人。少なくとも大人5人が乗れるスペースがある乗り物だが、車内も駐車スペースも非常に不経済なのが実態。
注目のコメント
A.L.I.Technologiesは事業を継続していた場合,最終的にどうなったかは分からないが,いま撤退した原因は明らかに資金調達方法の失敗.
https://newspicks.com/news/8742884?ref=user_2112738
堅実に進んでいれば...
生物と人間が生み出した乗り物の移動のエネルギー効率について以下の記事がある.
S.S.Wilson: Bicycle Technology, Scientific American, Vol.228, no.3, 1973.
https://www.jstor.org/stable/e24922993
そこにあるエネルギー効率の比較図は以下にもありますが,
https://criticalcycling.com/2016/10/bicycle-for-our-minds/
自転車が最も効率よい乗り物であり,航空機,とくに垂直離着陸機であるヘリコプターは最悪であることがわかる.同じ計算をしてみると,空飛ぶクルマはさらに悪い.そのようなことは直感的に理解できると思うが,それでも自動車を日常的に使い,飛行機に乗るのは何故でしょう.みんなが自転車だけ利用すれば良いのに.二極化ではないと思う。A.L.I.だって上場していたわけだし…SkyDriveは売上が立っている状況でもないだろう。
なお、A.L.I.は、自分は資金調達が失敗ではなく、事業がそもそも失敗が必然のものだから、そういった資金調達しかできず、必然の結果になったと思っている。事業が良いものであれば、ちゃんとした資金調達や、経営危機でも何らかの買収などの動きが出るもの。それが出なかったのが全てを示唆していると思う。ブレークスルーするまでは投資中心になるため、如何に継続し成果を見せていくかも重要です。
また、空飛ぶ車は規制や規格なども重要なのでそこの基準になり得るかで投資を集められるかが決まりそうです。
まだまだ一喜一憂していられないジャンルだと感じます。