熱意ない従業員による生産性低下、米企業に282兆円の損失-調査
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同社の2023年最新版の調査によると、
以下データ:日本(OECD諸国)
熱意ある社員:5%(20%)
熱意ない社員:72%(64%)
全く熱意のない社員:23%(17%)
グローバルの平均でみても、熱意ある社員は
2012年13%→2023年23%
と改善しています。
(日本は7%→5%と悪化)
国民性によるバイアスだという方いますが、グローバルでスコアは改善しているのに対し、日本は悪化しているということにまずは目を向けるべきだと思います。
また、スコア判定に利用している質問項目を見ると、"仕事に真剣に取り組んでいる"といった項目もあります。"淡々と仕事をする"というレベルもまた、熱意ある社員に割り振られています。淡々と仕事をしている人がいてもいいじゃない、という意見は、本データから導ける内容とはずれています。淡々と仕事をすることすらできていない人が多くいるんです。その理由を直視すべきなんです。なかなか驚愕の数字ですね。
熱意のない従業員をそのままにしておくと、もともとは前向きに仕事に取り組んでいる従業員にまで悪影響を与えてしまいます。
「最低限の仕事しかしていない」人に対して、無理に働かせようとして規律やルールを厳しくして締め付けていくのは逆効果です。一人ひとりに真剣に向き合い、仕事の意義や意味を明確にし、ワクワクする未来を一緒に描くような工夫が必要です。幸福学の研究では「幸せへの投資効率」が確認されています。従業員を幸せにするとエンゲージメントはあがり、売り上げもあがり、生産性もあがり、そして人の創造性はなんと3倍になります。