【日本発】空気からCO2を吸う、東大発ベンチャーの勝算
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排出される汚れた大量のCO2を回収するスタートアップはすでに複数世界的にも実装化に向けた段階まで進む事例があります。
また、それらを栄養価の高い(と科学的に試算される)食品タンパク原料や家畜等向けの飼料を生み出せるものが洋の東西で2019年内に頃から複数の代表例を筆頭に注目されています。例えば、家畜から排出されてしまうメタン発生を大幅に抑制出来る飼料を生み出す技術など(「アップサイクル」の括りでも語られますね)。因みにそのうちの一社は弊社が支援するスタートアップです。
記事の会社のように、効率性が従来の工程よりも抜きん出て凄いものになれば(=大幅に低められる)、あとは何に再生出来るか(社会に還元、新たなる用途の可能性への循環=これぞサーキュラーエコノミー)、これらがハマれば海を越えた世界まで受け入れ始められる可能性はありそうですね。
1番の肝は、それを実現、後押しする最適なメンバーと、良き理解者となる支援者・組織がこれから集まっていくこと。成功を祈念します(途中から余計なVCが入って台無しになるパターンが少なくないですからね。これも洋の東西を問わず)。
注目のコメント
脱炭素系のビジネスを取材していると、日本の素材・材料分野は、非常にユニークで、大きなチャンスがあるなと感じることが多い。今回紹介するのは、日本発のDAC(Direct Air Capture)のスタートアップですが、そのコアになるのは、やはりCO2を安く、長く、効率的に回収できる可能性がある、ゼオライトという鉱物です。
記事でも紹介のとおり、ゼオライトは洗剤から、ペット用の砂まで、さまざまなところで商用化されています。しかしこのスタートアップは、CO2の回収に特化したゼオライトの合成に注目をしており、ビジネスを立ち上げています。
マニアックで、とてもおもしろい材料ビジネス。インタビュー全文はPodcastで配信していますので、ぜひ聞いてみてください。
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=0cbbdf0919964e7eへちまのように穴の空いた「鉱物」を使って、大気中のCO2を回収する──。今週は、今注目の産業である「DAC」で戦う、日本のスタートアップを取り上げます。
猫砂や粉洗剤など、私たちの生活における身近なところで使われている素材が、CO2回収の鍵になるなんて…日本の素材開発力は、今後も深掘りしていきたいトピックです。
ポッドキャストGREEN BUSINESSでもロングインタビューをお届けしていますので、ぜひ!
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=CsybHj0dQuaunN5UYK0ymgネットゼロ実現のためには必須と考えられているDAC(Direct Air Caputure)は、世界でも注目されているClimate tech領域の一つだと思います。
グローバルでは、分離膜を使うアプローチ、吸収液を使うアプローチ、吸着剤アプローチなど様々なアプローチ/様々な物質で検証が進んでいます。
CO2を回収すること自体はそれほど難しくないと思われますが、どのアプローチでも一番ネックとなっているのは、回収コストがペイするレベルになっていない点です。
DACを現実的に活用するためには、1トンあたり回収あたりのコストを100ドル程度にする必要があると言われています。
CO2を吸着させる時、脱着させる時にエネルギーが必要となるわけですが、この点においてPlanet Serverさんの用いるゼオライトは脱着が容易な物質であると、どこかの記事で読んだ記憶があります。