ノースフェイス“15万円の高額ジャケット”は売れた?山形のユニコーン・スパイバーと共同開発
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化石燃料由来のものは価格競争力が高く、最初からコスト面で競争できる状態にはないのは仕方ないと思います。
今は、いずれのバイオマス由来製品も化石燃料由来のものからの転換時期、この転換時期を以下に乗り越えられるか、乗り越えられるように政府・消費者が後押しできるかだと思います。
こういったバイオマステクノロジーを使った製品を取り扱っているスタートアップ、企業に対して政府が積極的に後押ししていくかどうかは、今後の日本の産業発展に大きな影響を及ぼすと思います。EUのアパレル環境負荷規制の流れに期待。
既存品と同性能のものを環境負荷低く作ると、製造コストがものすごく高くなり「環境に優しい」という1点でしか戦えません。
そしてその唯一の1点は多くの消費者にとっては「頭では分かっているが身銭は切りたくない」点です。
環境負荷低減品を推進するには
①補助金や関税撤廃などで既存品よりも安くする
②規制を作り既存品を売れなくする
③量産時に既存品よりも半分以下の値段になるように開発する(スイッチコストのため10%安いだけだと普及しにくい)
④既存品よりも良い「実性能」を付加する開発(基本パラメータだけでなく、これまでできなかった加工方法ができるなども価値)
の組み合わせが必要だと思います。
環境貢献は例えば「この製品を使っていたら数年後に地球が滅びます」というくらい緊急性の危機感があることではないので、やはり今を生きる消費者からは厳しい目を向けられることを前提に置くべきだと常々思います。
製造者の立場からすると、それを念頭に置いた上で消費者の生活を落とすことなく「自然に」環境負荷を下げてもらえるような開発が理想なのですが、そこの開発に対価が付いてこないのを見ると悲しくもなります。「着心地とサステナビリティを両立する期待の新素材」
環境問題に意識があると言うおしゃれ。最終的には思想を表明する意味でのファッションになると思います。