能登半島地震、避難所で初の死者 災害関連死対策が急務に
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災害による直接の死亡ではなく、被災後に死亡され、災害との何らかの因果関係が見られるものは災害関連死と呼ばれています。私自身、東日本大震災後の支援や、こちらNYではワールドトレードセンター後の911症候群の方のケアに関わることがありましたが、本当に様々な健康リスクがあることに気がつかされます。
被災後の環境要因に基づく低体温などは想像しやすいものですが、被災後にはそれ以上に様々な健康リスクがあります。
避難所の集団生活における感染症のリスク、身体を動かさなくなることによる血栓症のリスク、また持病に対する治療が途絶えることによる持病の悪化リスクなどです。
また、からだには精神的なストレスによる負担もかかります。精神的なストレスが直接的に心臓のポンプの機能を悪化させる病態は「タコツボ型心筋症」と呼ばれ、これで命を落とされる方に遭遇することもあります。
より長期的には特に高齢者での栄養状態の悪化やフレイルの進行なども懸念です。
いずれも限界はあるかもしれませんが、予防や対策があるものなので、支援の手が広がり、防げる健康リスクが防がれ、1人でも多くの方の安全が守られることを願います。
このうち、血栓症については、トピックスでご紹介しましたので、合わせてご覧ください。
https://newspicks.com/news/9417142/日本海側の冬は厳しく、雪による低温や交通手段への影響も大きそうですね。災害による直接の死亡人数は熊本地震を超えてしまいましたが、なんとか災害関連死をなるべく減らせるようにしてほしいと思います。被災地の皆様がいちはやく快適な暮らしを取り戻せますように。
避難所での断熱/保温にはダンボール数枚重ねて布団下に敷く事で効果あります。
義捐金くらいしか自分に出来る事はないですが、自身に置き換え考える様にして行きたい。