スタートアップの栄枯盛衰を描く『ブラックベリー』には教訓が詰まっている
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カナダのナードの愛すべき面が描かれた映画です。その後米西海岸にやられていくさまが痛々しい。
ところで90年代後半、西和彦さんがボストンの和食屋で割り箸の包みに「こんなんあったらええと思わへん?」とぼくに描いて見せてくれた端末イメージ、キーボードありPDA、数年後に登場したブラックベリーそのまんまでした。あの絵、残しといたらよかった。そのまま作ってたらなぁ。私が2008年に証券関連の業界に入った際もBlackBerryはイケてるツールでした。
外資系金融やアセットマネジメント系の会社にいくと、机の上に置かれた端末をみて未来を感じたものですが、衰退はものすごいスピードでした。
そのころだとNOKIAなども一線級の携帯メーカーでしたね。正月に親子で鑑賞するのにピッタリの映画でした。父は「あー、そういえばあの頃はそうだった。」と懐かしみ、2005年生まれの僕はデバイスの歴史映画の感覚で楽しみました。自分達の精魂込めたプロダクトがiPhone の登場で一瞬のうちに時代遅れになってしまったとオフィスの全ての人間が悟ったシーンの空気感がめちゃくちゃ怖かったです。自分がこういう状況下でエンジニアとしてのこだわりを捨て、消費者の求めるものに気付く事が出来るのか真剣に考えてしまいました。