「シリコンバレー」を日本でつくるには スタンフォード前学長に聞く
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ほんの25年前には、それほど決定的な差があるようには見えませんでした。それが指数関数的に大きな差になっていきました。10年、20年の単位で考えれば、いくらでもチャンスがあります。そして、10年、20年はあっという間にやってきます!
注目のコメント
優れた大学や病院の基盤がある日本には、ボストンを作るほうが容易かもしれません。ボストンには、メガファーマとバイオスタートアップが集積しています。
元の記事にはアナリー・サクセニアンが引用されていますが、彼女の代表作は「現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか」です。開放的な西海岸のシリコンバレーが半導体、ソフトウェアで成長した一方でボストンはそれらの分野では衰退しました。しかし、実際にはボストンはただ沈んだのではなくメガファーマやバイオスタートアップの集積する場所として繁栄しているのです。ボストンにはハーバード大学やMITがあり優れた病院があります。これらの施設が呼び水となって、メガファーマ、バイオスタートアップが集積するようになりました。シリコンバレーのような開放的な雰囲気を作るのは難しいかもしれませんが大企業の多いアメリカ東海岸そこまででもありません。こちらなら真似することが可能ではないでしょうか?シリコンバレーがイノベーションを志す人を惹きつける背景として、スタンフォード大学の個の才能を開花させる教育に加えて、先端企業が集まり事業を発展させるためのCXO候補の人財プールの層が厚いこと、そしてそれは40年50年の歳月を経て形成されてきたエコシステムであることとがあげられています。
シリコンバレーの再現性の難しさとともに、日本の独自性にもっと目をむけよというメッセージだと思いました。