23年日本株はアベノミクス以来の年間上昇率-円安やインフレ期待
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株価上昇はコロナ禍明けの循環的な景気の回復だけでなく、構造的な経済の再生を織り込んだとみて間違いないと思います。コストカット型経済から脱却して拡大志向への転換です。1993-2018に日本の名目GDPは500-550兆円で推移しました。2023年はこの上限を突破した年として経済史に残り2024年は620兆円近くまで伸びます。名目GDPと株価は概ね連動します。経済成長の中身も変わりました。貿易立国は過去の話、これからはインバウンドと対内直接投資が牽引します。
「アベノミクス以来の年間上昇率」はご同慶の至りですけれど、過去30数年間に亘って最高値を更新できない先進国は日本をおいてほかに無く、企業業績を支える生産性も世界に水を開けられるばかりです。円安とインフレ期待で株が上がっても、日本の未来にどれほど期待を寄せてよいものか・・・ 内需拡大の声に押されて金融緩和を続け、資産価格の高騰に耐え兼ねて引き締め始めた途端、史上最高値を最後に株価が急落に転じて日本が停滞に陥った過去を投資顧問会社とその統括部門で経験しただけに、複雑な思いは残ります(・・;ウーン