企業が向き合う「変革の2周目」に必要なこと
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自身の身近に、コンサルを入れてパーパスを策定し(経営陣・社員皆で共創して策定)、組織文化への浸透を仕組み化しようとしている会社があります。しかしながら、経営者が率先してパーパスを体現していない、行動や意思決定の随所ににじみ出ていない姿に、違和感を感じています。
>「パーパスや目指すべき姿をつくったが、社員の行動や企業文化は変わっていかない」
本文中に引用されている経営者のこの言葉がまさにその違和感の正体だと感じます。経営者が、自分が信じてやまない・心からそうだと思っているパーパスを掲げていないからこういうことになるのではないかと。パーパス経営をやらないといけない・全員参加で作らないといけない、そんなことで無理やり絞り出てきた建前のパーパスでは、企業経営の歯車に組み入れても、経営者の意志入れがないため砂上の楼閣だと感じます。こういうパーパスや、パーパス経営が、世の中には多いのではないのでしょうか。
特に、難しい局面、自社の目先の利益とパーパスの体現が天秤にかけられた状況、重大な意思決定の場面で、パーパスに基づく選択や発言が経営者から出てこない姿を目の当たりにすると、「やっぱりな」と感じます。
自身がこの会社をどうしたいか・この会社を通じ社会に対して何がしたいか、こういったものが心から湧き上がるものがない後継候補者は、たとえ経営スキルがあったとしても、経営者になる資格はないと思うこの頃です。お話をお聞きしました。今、経営者の方々には「数年DXを進めてきて、効率化は進んだものの、結局稼ぐ力が変わっていない」「新規事業プロジェクトはいくつも立ち上げたが、けっきょく畳んでしまった」といった、悩みが多いそうです。
事業変革は“二週目”のフェーズに入っているなかで、どのようにして変革を進めるのか。そのヒントの一つが、電通のBX(Business Transformation)支援ビジネスです。BXの戦略から実装までを一気通貫で支援しており、今回はその方法論についてのエッセンスを伺いました。ぜひご一読ください。近年、顧客のBX(Business Transformation=事業全体の変革)の支援に注力する電通に、そのソリューションの肝を聞きました。
・セッションとクリエーティビティにより、多くの人の“熱源”となるコンセプトを作る。
・BXを成し遂げるには、結果的に事業、組織、システム、文化などあらゆる部分を最適化する形になる。
・これまでにない、ならではの価値を生むには、スペシャリティの掛け合わせが重要になる。
等々、企業変革や事業創造の本質的な話にフォーカスした記事になっています。