「Wi-Fi 7」いよいよ解禁、320MHz幅およびIEEE 802.11beが国内で利用可能に
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携帯電話の通信やWi-Fi等は、通信速度に注目が集まりますが、無線の技術をもう少し複雑で、どのような周波数帯を使うかと言う帯域と、その帯域の中でどのくらいの電波の幅を使うかと言う帯域幅、どのような多重化の技術を使うかなど、様々な要素があります。
今まで6ギガヘルツ帯域では、160メガヘルツ分の帯域しか利用できなかったのですが、今回の改正で320メガヘルツ待機が利用可能になり、前述の周波数帯域が倍に広がりました。Wi-Fiの旧来の周波数帯が混み合ってきていること、また周波数帯が低く、これほどまでの広い帯域幅を確保できなかったことから、通信環境の改善に期待をしています。
当然のことながら、既存の機器では対応できず、ルーターやパソコン、スマートフォンなどのデバイスが新しい企画に対応しなければなりません。そのため、ルーターだけ入れ替えたとしても、すぐに恩恵に授かれるわけではないでしょう。
加えて、現在特に、家庭でのインターネット環境でネックとなっているのは、IPv4のサービスが非常に多く残っている点です。直近でも、私のネットワーク環境で、V6はつながるのにV4がつながらないと言うトラブルに見舞われ、V4でつながっているサービスがネットワーク接続が途切れてしまうと言う事象に直面しています。
どちらかと言うと、宅内の環境より、光回線の接続の安定性の方が、個人的には興味があります。帯域幅が広くなり、高速化もありますが、遅延が少なくなる事も大きな違いだと思います。
10ms以下、最小で1ms。
Wi-Fiルーター部分の遅延が改善される。
QualcommやMediaTekがWi-Fi 7対応のWi-Fiコントローラーを発表済み。
スマートフォンでは、Xiaomi 13 Proなどが仕様としては対応している。
そこまで必要ないとの意見も多そうだけど、メリットの大きい機器やサービス(遠隔操作系やストリーミング・eスポーツなど)もありそう。
個人として利用していなくても、利用するサービスで高速化や低遅延を体感出来るかもしれません。ネットワーク関係は車に例えると分かりやすいかも知れません。
帯域幅は、車で言うところの道路の幅です。
幅が大きくなればなるほど同時に通れる車が多くなるのと同様に、同時に送れるデータの数も増えます。Wi-Fi 7 の320MHz幅はこれまでの5GHz帯の160MHz幅の2倍なのでその分通信速度も速くなります。
周波数は、車で言うところの道路の場所です。
同じ道路を利用する車の増加に従って渋滞が発生するのと同様に、色んな機器が同じ周波数を利用するとパケットロスなどの不具合が起きます。Wi-Fiと電子レンジを同時に使用したらデータ通信が止まるのは、同じ2.4GHz帯を利用しているからですね。
今回の6GHz帯や5GHz帯を利用すればその問題は回避できますが、周波数は高ければ高いほど届く距離が短くなってしまいます。周波数の高さと通信距離はトレードオフになっているわけです。
余談ですが、Bluetoothも2.4GHz帯です。ではなぜ、Wi-Fiと一緒に使えるのでしょうか?スマホで動画を再生しながらBluetooth イヤホンで聴くのは良くやりますよね。
それはBluetoothには適宜利用する周波数を細かく切り替える機能が備わっているからです。同じ2.4GHz帯の中でも細かく周波数を切り替えて、うまいこと通信しているというわけです。車で言えば、車線変更を繰り返しているイメージですね。