【ドキュメント】世界の覇者を決する「AI競争」の全内幕(中編)
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『当のOpenAIが、ChatGPTがこれほどまでにシリコンバレーを揺るがすとは予想もしていなかった』というのが、とても印象的。
これは、コンピューターサイエンティストと一般・ビジネスの観点の違いを示していると思う。
記事にも出てくるヒントン教授が、下記動画で、ChatGPT自体は驚きではなく(GPT2の方が驚きだった)、大衆の反応が驚きだったという言及があったのを思い出した。
逆にMSのナデラ氏はChatGPTが出る前から確信を抱いていたのも、人々が何を求めているのかへのビジネスパーソン・経営者としての嗅覚が上回ったように見える。
https://www.youtube.com/watch?v=qpoRO378qRY
ヒントン氏はGoogleでも働いていた中で、Googleがいよいよ動き出したのはChatGPTの公開後であって、MSがOpenAIに出資したりGPT2が発表されたあたりではなかったのも興味深い。
ピチャイ氏は、世間が感じているほどの魅力を感じなかった、注目したのはChatGPTの欠陥という記載が、ナデラ氏とは逆の方向というのが印象的。
自分自身は、GitHub CopilotをChatGPTの発表前、たしか2022年夏くらいに見て、コードの意図から推測しているのに感動した。一方でChatGPTが出て自分の専門領域の質問をしたときに感動はしなかった。どこまでを期待するか、というのは難しいバランス。
そしてChatGPTの登場で、色々な均衡が変わった。
各社が準備をしたものをその前後で出しているが、少なくともChatGPT発表前後ではその技術とマーケティング・プロモーション方法やバイラルの合算で、ChatGPTが圧倒的な優位に立った。記事にあるように、Metaには技術面で、プロモーションやバイラルでは、誤回答がBardでもMSでもあったが注目されたのはBardだけだったというのが象徴的。
Metaについては、オープンソースの方に行ったのはAppleへの対抗としてのAndroidの戦略を倣ったものだろう。一方で、MSは過去のOpenOfficeとの競争など、オープンソース・無料といったものに対して、圧倒的なリソースで、広がる前につぶすという戦略で成功しており、今回はHugging Faceなど含めてどうなっていくかに注目している。米ニューヨーク・タイムズ紙が、80人以上の経営者、科学者、起業家の証言をもとに、生成AIをめぐるキープレーヤーたちのパワーゲームを描き出す大長編。
第2話では、ChatGPTの衝撃的な登場を受けて、巨大テック各社がどう動いたのか、怒涛の12カ月間をドキュメントします。
読んでいて興味深いのは、ChatGPTが世に出たとたん、これまでAIの活用に慎重だった面々までも、次々と宗旨替えをして(迫られて)、フルスピードでAI開発に邁進する方向へと舵を切っていること。ChatGPTの登場が、まさに「世界を変えた」ことがリアルに理解できます。人間関係の複雑さを中心にまとめていて面白い🤣
ただ、生成AIをずっと追っていない人でないと理解できないかも...笑
テクノロジーを中心に振り返りたいなら、こちらの記事がおすすめです🙆♂️(身内の記事です)
https://t.co/fn3FH68STi
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