Microsoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」がMeta Questで利用可能に(無料)
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2022年10月にパートナーシップとその詳細が発表されており、その内の1つであるOffice365のMeta Questデバイスへの対応が今回実現しました。
実際に私が仮想空間内で仕事をする時は、「Immersed」というアプリを利用PCとMetaデバイスにそれぞれにダウンロードし、画面とキーボード※を仮想現実内に持ってくる(もしくはMRとして現実世界に仮想画面を持ち込める)のが一番楽なので、Meta自体がOffice対応をしなくても今のところ困ることはないですが、Metaの展望である「PCからMetaデバイスへの置き換え」を進める上では重要なアプリ対応だと思います。しかし、ヘッドセットはまだまだ重く長時間つけていると肩が凝ります。また、法人に普及させるのであれば、二段階認証アプリへの対応も急務です。
※現実のキーボードを利用する時は、Metaデバイスのヘッドセットのカメラでスキャンすることで現実のキーボード映像をバーチャル空間に持ち出せる
◾️参考
Official Microsoft Blog「Microsoft and Meta partner to deliver immersive experiences for the future of work and play」
https://blogs.microsoft.com/blog/2022/10/11/microsoft-and-meta-partner-to-deliver-immersive-experiences-for-the-future-of-work-and-play/以前にMicrosoftが発表したパートナーシップに基づく施策のひとつですね。
Microsoftは「Word」「Excel」「PowerPoint」製品のフリープラットフォーム化をかなり強く推し進めています。
iPhone・iPad・Android ではすでに無償で利用できます。この流れで、この先来るであろうウェアラブル(Quest)環境でもしっかりとその下地を作っておくことは当然かと思います。Meta Quest は公式アプリストア「Meta Store」でエコシステムができつつあるので、間違いなくほとんどの利用者が利用をしはじめるでしょう。そして、そのデータは OneDriveを通じて、PCでも、スマートフォンでも活用できるとなるととんでもない世界が広がります。たとえば、PCでPowerPointプレゼンテーションを作って、それをメタバース空間投影し、みんなで見る、といった感じでしょうか。想像すればするほど、もっともっと活用範囲が広がりますね。とうとうQUEST3はオフィス環境になってしまいましたね。
MRを搭載したことで、リアル環境にバーチャルスクリーンを持てるようになりましたし、もともとBluetoothでキーボードなども繋げられましたから、大きな画面を使ったオフィス処理などを仮想環境で使う。というニーズについては既定路線だったかもしれません。