イスラエル軍、ガザでの戦闘中に人質3人を誤って殺害
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作戦遂行における民間人の犠牲は躊躇しない姿勢の表れだと思います。
2014年の作戦指令の1つが
「民間人とハマスの区別はつかないので躊躇せずに狙撃せよ」でした。
今回の作戦における民間人の犠牲の許容度は
「ハマスと民間人の犠牲割合は1:2で穏当」
「爆撃による巻き添えは、民間人50人想定」
今回のガザ地区では、作戦の遂行具合に加え、自軍のホームページに爆撃の様子を公開したり、閣僚がそもそもパレスチナ人の存在自体を否定していますが、これは、対象の非人間化という心理状況に他なりません(先の大戦でも散見されました)。
昨今では、戦争をスマートに見るきらいもありますが、今回の戦争はその内実を良く表しています。
注目のコメント
「イスラエル軍が」人質3人を「誤って射殺した」というのは、イスラエル軍も公式に認めていることです。
人質3人は、「孤立した状態」(逃げ出してきたのか、放置されていたのか)にあり、イスラエル軍は彼らを「脅威」(ハマースの戦闘員など)と認識してしまった、とのことです。
いつどこから攻撃がくるかわからない市街戦の最中であり、イスラエル軍兵士にとっても一瞬の判断の遅れが死につながりかねない状況ではあります。
しかし、イスラエル軍の過失なのは間違いなく、責任は問われることになります。14日にイスラエルを訪問したサリバン米大統領補佐官は、イスラエルに対して数週間以内にガザ地区での大規模な地上戦と空爆作戦を終了させ、より的を絞った攻撃段階に移行するよう要請したと報じられています。イスラエル軍が戦術を変えない限り、このような民間人の被害は増える一方であり、そうした戦い方を続けていては米国でさえイスラエルを支持しきれない、とのメッセージをバイデン政権は伝えています。
バイデン政権は、15日にはブラウン統合参謀本部議長を、18日にはオースティン国防長官をそれぞれイスラエルに派遣して、イスラエルを説得することになるようです。米政府を挙げた「圧力」を受け、対米関係維持のためにも、イスラエルは再び人質解放交渉を進め、一時的な戦闘の停止に応じる可能性があります。国境なき医師団の車両もイスラエル軍に攻撃されてスタッフが死亡してますし、イスラエル軍は戦闘員かそれ以外の民間人かは区別をせず攻撃しているように見えます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54390cd0fbdafcfe7075c5fc71f041c5566ebf16
実はもっと多くの被害があった、と言われても何も不思議ではないですね