EU ウクライナ資金援助は合意に至らず ハンガリーが反対 来年初めに協議へ
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EUおよび米議会においてウクライナ支援の機動性が低下し、規模の大きい資金援助が通りにくくなっている。ウクライナ支援疲れが見られることは明白だ。こうした動向をウクライナ・クレバ外相はフォーリン・アフェアーズ誌で厳しく諌めている。ウクライナの今年の反転攻勢が思ったほど成果を挙げられないことは事実だが、継続的な軍事支援の重要性、短期的成果に惑わされないこと、早期停戦論の危険性などを改めて強調している。
注目のコメント
アメリカでは共和党、ヨーロッパではハンガリーがウクライナ支援にストップをかける状況が続いている。大規模で大胆な援助が入らないと作戦がうまくいかないのは、今年のウクライナの戦況を見ると明らか。F-16といった戦闘機やATACMSといった長射程の兵器供与がなかなか決まらなかったためにウクライナは劣勢の中で戦わざるを得ず、結果、ロシア軍を押し返すことに失敗した。
ただ、大規模な援助を得るためには「援助すればウクライナは成功する」と各国に認識させることが重要で、それに必要なのは戦果。援助と戦果が、鶏と卵のような関係になってしまっている。