ガイアナ大統領、石油会社は生産計画推進-ベネズエラが領有権主張も
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2013年以降のマドーロ大統領の時代は、経済は衰退の一途です。GDPは4分の1にまで落ち込みました。ハイパーインフレが長く続いて多くの人は困窮していますし、通貨は毎年暴落しています。
既に770万人が生活できずに国外脱出して今は2800万の人口です。戦争中のウクライナよりひどい現状です。
来年大統領選挙が国際監視団の下で行われます。野党候補が今の人気1位です。
ならば、新たな敵を別に作って「敵をやっつけろ、これに異を唱える者は反逆者だ」とすることで、政敵を事前に排除し、選挙戦が優位に立てようと考えます。
べネズエラとガイアナの国境にあるのは未踏のギアナ高地と熱帯雨林で戦車等が通れる道路はありません。ガイアナに行くためには道のあるブラジルを経由しないといけません。これをブラジルは許しません。
海路を進むにも、ベネズエラにまともな海軍は無く、ガイアナと共同軍事作戦をとる米海軍にひとたまりもありません。
実状を見ると、ベネズエラが軍事力でガイアナの領土を奪う、深海油田を実効支配することは極めて困難です。
言うだけ言って、それを世界で大々的に報道してくれることは、国民への政権支持をもたらします。これが只で出来ることゆえ、最大限活用しているのです。
注目のコメント
ベネズエラは2019年の米国による経済制裁以降、268万%というスーパーインフレに陥りましたが、今年になってその経済制裁が一部緩和されて経済状況は回復基調にあります。米国とは現在も国交断絶状態ですが、経済回復に最も貢献しているいるのは皮肉にも米国の石油会社(シェブロン)と言われています。
ガイアナの石油権益を有しているのもまた米国の石油会社(エクソンモービル)なので、ここでガイアナと揉めてまた経済制裁が強化されることになれば、ベネズエラの経済状況は再び悪化する恐れがあります。小国ガイアナは、石油資源を守り、経済発展を続けられるか。
石油で活況づく「エセキボ地域」に、ベネズエラが領有権を主張。 世界最大級の油田(海底)もベネズエラのEEZと主張。
話し合いの報道もある。
ベネズエラとガイアナ、高官級会合の開催で合意 国境紛争めぐり
https://www.cnn.co.jp/world/35212607.html