米ペンシルベニア大学長が辞表 「反ユダヤ主義」対応への批判受け
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米名門大学の価値観を揺さぶっているイスラエル・ハマス紛争は、米議会公聴会での半ば吊し上げの質疑応答を経て、ペンシルバニア大学の学長辞任につながった。公聴会の証言を踏まえれば、すべての学長が反ユダヤ主義に反対していることは明確である。他方で、ある議員の「ユダヤ人のジェノサイドを訴えることは学則違反か」という質問に明確に答えられなかった場面が致命的となってしまった。価値判断に二者択一を迫る質問の連続で、言論の自由の確保との関係で丁寧な答えをしようとしたことが、価値判断の留保ととらえられてしまった。
注目のコメント
パレスティナ問題を試金石に使う文化大革命的政争のようになってきました。
まず槍玉にあげられているのは、リベラルの首魁とみなされる、名門大学の学長たちです。
共和党議員たちに議会によばれて、吊るし上げられました。
「ユダヤ人のジェノサイド」の呼びかけ、というのは、実際には、「ガザ地区での殺戮を止めろ」といった呼びかけであり、「ユダヤ人を殺せ」といった主張は、実際にはほとんど見られないでしょう。
共和党議員たちから「学生を処分しないのか」と詰め寄られ、「文脈による」と答えたペンシルバニア大学学長が辞任に追いやられました。
「文脈による」というのはいかにもインテリらしい、ある種の人たちをカッとさせる言い回しですが、「ガザ地区での殺戮を止めろ」と主張した学生を退学や停学にすると約束する訳にもいかなかったので、こういう言い回しになったのでしょう。
その場では、「明白にジェノサイドを主張していた学生は処分する」といった答えにしておいた方がよかったでしょうが。
米名門大の学長辞任 学内の反ユダヤ発言の是非を「文脈次第」と下院で発言、非難浴びる
https://www.bbc.com/japanese/67673905