急増するMBO、日本株の新たな追い風-2023年は過去最大規模に
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日本は、伝統的に資本市場の企業に対してのガバナンス機能が効いていなかった。株主権利としては他国比でも遜色なかったり強い部分もあるが、持ち合い株や金融機関・親会社からの取締役ポジションなど、関係性を損ねることをけん制する要因が強すぎた。
それゆえ、ROE・ROICが低い(結果として低PBR)といった「資本市場から見て落第点の企業」への圧力が健全に働いていなかった。
アベノミクスのスチュワードシップ・ガバナンスコードから始まり、ようやくここまで来た。
直近注目しているのは、記事に言及がある大正製薬HDと、ベネフィットワン(第一生命とエムスリー)。どちらも問題提起があり、大正製薬HDはPBR1倍割れでのMBO、ベネフィットワンは100%ではないTOB。問題提起があるから、その検討がされ、さらに市場機能が進化する。また結果がどうなれど、そういうことがあったと記憶される(その意味でニデックのTAKISAWAから始まった部分もある)。
大正製薬の「7100億円で非上場化」にくすぶる不満
https://newspicks.com/news/9286312
第一生命HDがベネフィット・ワンに対抗TOB、1株1800円以上
https://newspicks.com/news/9294530
ニデック、TAKISAWAに買収提案 同意なくてもTOBへ
https://newspicks.com/news/8664027
ニデック・永守重信氏の信念と後悔 憎まれても買収、成長の糧に
https://newspicks.com/news/8693965