一等地なのに2年間も「空き店舗」の悲劇…!「表参道ヒルズ」で起きた「森ビルvs地権者」裁判に見る「都市再生の後におきること」
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注目のコメント
単なる「扉の取り替え」の話ではなく、その背景には
・再開発デベへの積もり積もった不信感
・癖のあるオーナー
・業界特有の問題
これらが複合的に絡み合っているのが感じ取れます。
これは多くの再開発案件で言えることですが、「地権者」というのは、従前の土地を持っていた地主ではあるものの、再開発を行い、等価交換方式で自身の権利床を得てしまえば、「新しくここに土地建物を購入して暮らし始めたオーナーと同じ」立場です。「ここの土地は、もともと俺たちのものだったんだぞ」と言いたくなるのはわかりますが、その価値に対して対価はもらったわけです。「地権者だった」ということにしがみつくのはどうかと思います。
また、「扉に指をつめる」「不可解な穴が開いている」これらは、契約と法律で決着させましょう。施工会社・修理会社・メーカーは、契約に則った種類・品質・数量・権利の商品を、正しく設置する(請負)ことが契約の履行であり、そこに不適合・瑕疵があった場合は、相応に罰せられます。納得いくか行かないかは個人の価値観に左右されますので、法廷で決着させるしかありません。
最後に、一声「森ビル」と言っても、土地の仕入れと、マンション管理の担当者は、所属部署も業務も完全に異なります。ここからは聞いた話ですが、各デベのエース人材は、ディベロッパーの事業の肝である「土地仕入れ」に配置されることが多いと聞きます。担当者の情熱やコミュニケーション力、顧客への取り組み姿勢・ビジネススキル全般において、同じ会社内でも担当者で異なることもあるかと思います。