インド、半導体国産化へまい進=破格補助金で誘致、日本熱視線
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これまで何度となくインド政府は半導体製造を産業界に呼び掛けてきました。最近になってようやく呼応する企業が現れました。中国からのデリスキングによって東南アジアや南アジアへの移転が考えられ、ようやくインドでの半導体製造が現実味を帯びてきたようです。
インドはもともとTexas InstrumentsやSTMicroelectronicsなど欧米の半導体企業が半導体設計の委託をしてきた国です。インドの半導体設計を取材すると、自分でEDAツールを改良できるくらいの実力をつけています。ここに半導体製造が加わると、インドは半導体立国になる可能性を秘めています。面白くなるといいですね。コロナ禍を経て中国へ集中していたものづくりがリスク分散のため他国へ移す動きが加速しています。
インドは今デジタルなどにより経済も含め急成長しており、ものづくりもインドで行う動きが加速しています。
人口を考えても中国並みな人手が見込めるインドですが、独特の国民性もあるため、どこまでものづくりを任せられるか未知数です。
ただ、日本に来ているインドの方々を見ていると勤勉で真面目な一面もあります。
インド、ベトナム、そしていずれはアフリカなどにものづくりの拠点は広がりを見せていくのでしょう。インドの半導体製造はかなり前からやると言われてしましたが、中国との摩擦によりアメリカが本格的にインドをサポートするとの動きもあって、インドでの半導体製造も現実味を帯びて来た感じです。電力や水の確保も重要であることは当然のことながら、空港や港までの道路が舗装されないと、半導体製造装置のような超精密機器が運搬できません。詰まるところ、半導体も国のインフラなど総合力が重要になります。