【ミニ教養】アルトマン事変、日本人が完全に見落としていること
NewsPicks編集部
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このアルトマンウィークの締めくくりとして、ビジネス界、スタートアップ界では見逃されている視点(だけど、特に欧州、米国の一部では結構議論されている)について、考察をお届けしています。
AGI開発は「停止」はしないけれど、「減速」はするでしょうね。AI倫理や安全性にこれまで以上に気を使うはずです。OpenAIの社員の声と、AI規制の始まり、そしてAI開発に不可欠なデータ著作権の訴訟が、ブレーキとなるように思います。
サム・アルトマン解任の一連の出来事は、AIの進化にともなう懸念を浮き彫りにしていると感じました。
政府や企業が生成AIのガイドラインを策定していますが、AIの進化スピードがもたらす脅威について本格的に考えられているのだろうか、と思いました。
また記事では、非営利性(公益性)が取締役会の「門番」のような機能を果たすべきということや、その非営利性が営利化によって「停止ボタン」が効かなくなる可能性があること、実際には「停止ボタン」が機能していなかったこと、さらには営利企業が他の場所で再構築される可能性があることが解説されていて、つまり、人類が自ら開発したAIによって人類に危険がおよぶかもしれない状況にある、とわかり、寒気がしました。
まるでSF小説のような未来予測ではありますが、技術の進化に伴うリスクに対してかなりの警戒が必要であることを、あらためて感じました。