【保存用】アルトマン復帰。「空転の5日間」を全部おさらいする
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とってもわかりやすい事実ベースの時間軸の整理。
事件前と事件後の違いは、現在の経営路線に反対していた取締役陣の退陣と新取締役陣の就任。
新しい取締役陣がアルトマンとMSの考えとスタンスに近いのはほぼ間違いない。
すなわち、激化するAI開発競争の中で、いわゆる「AIアラインメント」、潜在的危険性に配慮しながら前進する考え方よりも、競合よりも速く、速やかな普及を目指す方向性が重視されることであり、それを止めようとする力がさらに弱体化することでもあるだろう。
それが良いのか悪いのか、実際のところわからない。
注目のコメント
このクーデター起きてから5日間で記事と動画を、5本出しました。
11月19日:【最速解説】なぜ「ChatGPTの総帥」は、追放されたのか
11月20日:【OpenAI事変】クーデター勢が傾倒した「哲学的思想」がヤバい
11月21日:【全貌理解】MS入社、アルトマンの「激動60時間」を整理する
11月22日:【動画】AIの大波乱「アルトマン事変」を完全キャッチアップ
11月23日:この記事
結果的にはアルトマン復帰という形になったこの事変ですが、ここまで来たなら、最後まできちんとお伝えしきりたい、ということで「総集編」「総まとめ」として、この100時間強で起きたすべてのイベントを改めて時系列で説明しています。
最後、個人的に、この件をつぶさに追ってきた人間として思うのは、多くのことは元に戻るかもだけど、確実に以前と異なるのは、明らかにサム・アルトマンとサティア・ナデラの関係値のレベル感がさらに上がったことです。
やはり、最終的に実を取ったのはマイクロソフトではないか。その答えは歴史のみが証明していくのでしょう。この100時間、サムがOpenAIから解雇された⁉︎という衝撃的なニュースから始まり、戻る戻らない首謀者誰だMicrosoftに入る⁉︎組織ぐるみで転職⁉︎からの元鞘に収まるという、事実は小説よりも奇なりな展開となりました。
サムが別のAI企業に就任するや役員陣の思惑の噂はX、Quora、HackerNews(サムが代表を勤めたアクセラレーターYcombinatorが運営する掲示板)で立ち上がっては消え、IT業界では誰もが注目する話題に。
今年はOpenAIで始まり、OpenAIで終わりました。今年はまだ終わってないですが、来月これ以上のニュースがあるとは思えない笑(いや、まさかな…)アルトマン氏が復帰してOpenAIチームが残ったのは良かったです。おそらく完全に以前の通りとはゆかないでしょうね。GPT-4の安全性をもっと重視する形になり、リリースのスピードは減速する予感がします。
一方のマイクロソフトは評判を上げました。それだけでなくGPT-4をより活用しやすくなり、Copilotの開発が加速するのではないでしょうか。