アルトマン氏、オープンAIにCEOで復帰-取締役刷新で混乱収拾へ
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追記:私個人としては イリヤ氏 (Ilya) は辞めないでほしいなと思います。OpenAIはあくまで "非営利" の研究機関です。(営利法人もぶらさげているものの)
OpenAIの本来ミッションは全人類に利益をもたらすような、"安全で有益な"AGIの構築です。
アルトマン氏は、スピードを重視しすぎて安全面の配慮にかけていた可能性が高い。それもあって、幹部研究者がOpenAIを離れ、信頼できるAI製品の開発をするために Anthropic を立ち上げた。こういう世界に大きな影響を与える研究機関は一枚岩であってはいけないと思っています。(IlyaはAIの先駆者で安全性も重視している。)
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OpenAI 公式ツイ曰く、
取締役員は現状以下3名になるそう。
Bret Taylor (会長 - 新規),
Larry Summers, (新規)
Adam D'Angelo. (前からいる)
詳細は後ほど公表するとのこと。
追記:
Bred Taylor 経歴:
- Google Map の共同創業者
- Salesforce のco-CEO
- Facebook の CTO,
- Twitter の 会長
Larry Summers 経歴:
- 米国財務長官
- 国家経済会議長官
- ハーバード大学学長
政治面強化してきましたね。
そして、アルトマン氏を解任した Adam D'Angelo が残るのもすごい。
(↑ ドラマは終わらなさそう)
修正:Sam Altman (アルトマン氏) は CEOだけど役員ではない
We have reached an agreement in principle for Sam Altman to return to OpenAI as CEO with a new initial board of Bret Taylor (Chair), Larry Summers, and Adam D'Angelo.
We are collaborating to figure out the details. Thank you so much for your patience through this.
https://twitter.com/OpenAI/status/1727206187077370115こうなるのが当然だったし、週末の話し合いでそうしていればまだ(解任した側の)傷は浅かった。
会社からの正式発表では、同時にボードを入れ替え、下馬評通り元Salesforceトップのブレットテイラーに加え、ガバナンス強化が期待される元財務長官ローレンスサマーズ、そしてアダムダンジェロ残留。最後までごねた社外取締役2名は外れたがアダムは残っているのが最後まで疑問だが、残留を条件に最初に折れたのかもしれないという邪推は働く。
イリヤは流石に外れた、当然だろう。内情は当事者のみぞ知るだが普通に考えたらここまで意見が対立しているのだから完全退職するのが筋ではなかろうか。
ともかくも本件は業界内も世間一般もあまりに唐突で何の説明責任も全く果たしてこなかった解任組には厳しい声が大きい。株主に訴訟を起こされる一方手前でもあった。いずれにせよ解任側4名は業界における信頼、名声を汚したと思う。一方でOpenAI、Microsoftの痛手はほぼゼロで膿が出たと思う。この件について全く知見ないのでコメントする立場にはないですが、取締役員にLarry Summersさんが入っているのが興味を引きました。僕が大学院に在籍していた時のハーバード大学の学長で、退任後も私が教員をしていたスタンフォードにときどき来てて経済学者繋がりでちょっと喋ったこともある(よく知っているというほどではない)ですが、彼は経済学者として相当に業績のある人ですが、かなり全振りでいわゆるアカデミア外でのキャリアを歩んでらっしゃるのが印象的です。経済学者からしても生成AI面白い対象で、今後どういう方向に行くのかとても楽しみです。