マイクロソフトCEO、アルトマン氏のオープンAI復帰容認示唆
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ニューラルネットワークを活用したAIはデミス・ハサミスが先駆者で、ディープマインド社を立ち上げて開発していました。
これをグーグル社が2014年に買収してしまったので、人類を超えたAI即ちAGIが私企業の独占支配となってしまうと懸念されました。
これを打破しようとしてAI研究所を非営利でイ―ロン・マスクとサム・アルトマンがオープンAI(QpenAI,Inc.501(c)(3)Public Charity)を立ち上げました。
社名のオープンはグーグルに対抗するオープンソースだから付けられました。
非営利で研究開発するのは困難です。GPT4の開発では、大量のアフリカの
低時給労働者を雇ってデータ整理入力をするのに莫大なコストがかかりました。
資金面の問題もあってアルトマン氏は営利企業のオープンAIを作り、マイクロソフト等から資金を呼び込みました。(OpenAI Global LLCが受け皿)
オープンAIの会社支配構造はこうなっています。https://bit.ly/47F3TRh
アルトマン氏の解任前にオープンAIは会社構造の文言を変えました。
中にはこうあります。https://bit.ly/46pyQaU
「取締役会は、いつAGIに到達したかを決定します。繰り返しになりますが、AGIとは、最も経済的に価値のある作業において人間よりも優れたパフォーマンスを発揮する高度に自律的なシステムを意味します。このようなシステムは、AGI以前のテクノロジにのみ適用されるマイクロソフトとのIPライセンスおよびその他の商業条件から除外されます。」
収益優先のアルトマン氏と、私企業による人類の支配(AGIとはそう言うことです)を避けようとする人達の争いなのです。
注目のコメント
それはそうなのだが、今朝このニュースは見ていたがそういうニュアンスよりもむしろ、
わが社はAIのリーディングカンパニーで、そのわが社はもとよりOpenAIとの協業を継続するし、そのリーダーのサムアルトマンやグレッグへの信認も揺らがないので協業継続できて嬉しく思う。両社とコミットし続ける。とキャスターのいかなる質問にもこの一点張りでかわし続けていた。要するにどう転んでもMSはOKという状態を既に創り上げたので、復帰してもしなくても良いという、貫禄のインタビューだった。リアルにリアリティショーやってますね。笑
もうこのドラマを追うのは、関係者と記者以外の人にとって生産性もなさそうなので、収束後に状況を把握するでいいんじゃないかなとも思っています☺️(色々調べてて実感した🙈
このCEO解任事件について時系列で note にまとめたので、興味ある人は見てみてください。(参考までに)
https://note.com/myapdx/n/n7a47752fd4c2結局、どう転んでもリスクを取って100億ドルを早々にOpenAIに投資したマイクロソフトは勝者になるのでしょう。
複雑な資本構成なので、ストレートな株主理論が通じない相手に、ナデラ氏は心理戦も加えて巧妙な戦術を駆使したと見えます。
まだまだ色々あるでしょうが、今回の件で分かったことは、人の気持ちは人にしか太刀打ち出来ないのだということ。
アルトマン氏、巨大ITを率いるトップと自分との力量の差をひしひしと感じているはずです。
確かに、OpenAIの取締役会はあまりにも稚拙です。
けれども、アルトマン氏が丁寧なコミュニケーションをしなかったというのは事実だったのだと思います。
ナデラ氏、男を上げましたね!
→あっ、この賞賛表現は今やタブーかしら…
追記
AI最先端を走って来た会社が、人→従業員の気持ちで揺り動く様を世界中にリアルタイムに発信している姿が、人とは何か?を世界中に改めて認識させているようで、中々感慨深いです。