日立とパナ「10年前、まさか協力するとは」 新卒採用にコラボで先手
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耕されていない畑に作物を植えると、育ちが悪くなってしまいます。
仕事に対するネガティブなイメージ、企業に対する表面的な理解だけで就活に臨めば、働くことに対するモチベ―ジョンも高まりにくいでしょうし、仕事の理解にも時間がかかってしまいます。早い段階で働いている人の熱い想いに触れられれば、ネガティブイメージも覆せるでしょうし、企業に対する関心も高まることが期待できます。
早期のアプローチでは企業単独で関心を引き寄せるには限界があります。協業は企業や業界を超えた集客が期待できますし、働くことの共通項を理解することで、仕事への理解も深まります。さらに、仕事への理解が深まれば、大学で様々なものの見方を修学していることの意味の理解にもつながることが期待できます。今回、早稲田の1年生に向けた講座「リンクシップ」を取材させていただきました。
学生たちが5日間かけて、働く目的について調査をし、能動的に働くための施策を考えました。そこで目の当たりにしたのは、ライバルともいえる日立とパナソニックの人事担当たちによる、学生に向けた親身なフィードバックでした。
昨今、就職活動が早期化し、優秀な人材を囲う「青田買い」という戦略も注目されています。この2社を含めて、大手企業がじっくりと学生たちを育成する「青田創り」のスタンスに共感していく背景について聞きました。新卒採用で見込みある芽が育った学生の「青田買い」ならぬ、その芽を企業が天塩にかけて育てる「青田創り」の取材リポートです。ここでは日立とパナというライバルも一時的に「休戦」して手を結び、未来の働き手をやさしく見守ります。
その青田がミドルキャリアで「休耕田」となったとき......。企業の悩みは尽きません。