米中、緊張緩和へ軍対話再開 首脳会談、台湾巡り応酬
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約1年振りの米中首脳会談が実現し、軍事対話の再開が合意されました。両国間の軍事対話は、昨年8月のペロシ下院議長(当時)の訪台に反発した中国により、停止されていました。軍幹部間のホットラインは、偶発的な軍事衝突を避ける上で極めて重要であり、米国はこの再開を強く求め続けていましたが、ひとまず再開合意となったことは、良いニュースです。ただし、この合意が米中関係の改善につながるか、というと答えはおそらくNoです。状況は、超マイナスからマイナスに変化した、という感じだと思います。
ここ半年程、米国は軍事対話の再開に向けて強くシグナルを出し続けてきました。それは、米国が中国との軍事衝突を現実のリスクとして認識していることの裏返しでもあると思います。▽習国家主席
・一方が他を作り変えるのは非現実的。
・中米関係は世界で最も重要な二国間関係。
・中米関係は決して平坦ではなかったが、それでも前進し続けてきた。
・地球は両国が成功するのに十分な広さがある。
・世界はパンデミックから脱したが、まだ多大な影響下にある
・世界経済は回復しているが、その勢いは依然として鈍い。
・産業のサプライチェーンは依然として遮断の脅威にさらされており、保護主義が台頭している。習近平国家主席はバイデン第を前に、「やっぱり私はこう考えているんだ」という口調で米中関係のあるべき姿を語っていました。この広い地球は米中両国を収納できる、と。米中攻防の舞台は太平洋から地球規模へ。
