マイクロソフトがAI半導体設計 クラウドサービスに導入
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デベロッパー向けアニュアルカンファレンスのイグナイトの初っ端、ナデラのキーノート、圧巻であった。
The world's computer がキーフレーズ。我こそAI時代のコンピューティングを牛耳ると言わんばかり。
再エネベースで世界のAIコンピューティングを最高に効率化するAzureクラウドのハードからソフトまで一連をプレゼン。
チップはAMDもエヌビディアもディープな連携を継続する、加えてこの自社製アクセラレータチップMaia100を並列導入すると。
それらチップを導入したサーバラックの実物をステージに上げて見せたが、巨大なクーラーを導入した未来的なサーバデザインであった。
これで膨大なコンピューティングリソースを要するGPTファウンデーションモデルをぶん回すと。
これらをCEO自らハードからソフトまで全レイヤー淀みなくプレゼンし尽くす。これから数十年のAI時代もこの会社の強さはもう止まらない気にさせられた。少なくともこのナデラが率いている間は。データセンターのサーバも、元々は各種認証や安全性・互換性確認も取れた、きちんとしたデザインのラックサーバを入手していたけど、調達する物量が巨大になり一社で数百億円とかになると、中抜きして台湾ODM等に独自仕様の基板を発注し、剥き出しのボードのまま積み上げて、自社エンジニアがサーバとして機能させるモデルが増えた。
そこで使う半導体でも同じことが起こっているということだし、内製化はともかく、もっと競争がある方がユーザにとっても良い結果に繋がるのは間違いない。流石にマイクロソフトが半導体製造にまで手を出すのは考えづらいですが、アラン・ケイの名言に近い流れになっていきますね。
People who are really serious about software should make their own hardware.
独自設計するにせよ、例えば徹底的な省電力化など、あっと驚くような競争軸で設計された半導体が出てくることを期待したいです。