性的行為の前に「同意します」ボタン デジタル同意書が波紋
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先般、大学時代の同窓会で、法曹界の友人たちと、不同意性交等罪の話になりました。
本サービスを開発された方には恐縮なのですが、どういう形で同意を取ろうとも、「『脅かされて、同意せざるを得なかった』と反論されたら、意味無いよね」と。
さらに難しいのは、例えば「経済的・社会的地位の利用」で見た場合、上司・部下、先輩・後輩など、上下関係にある者の間で性交等があった場合、仮にそのときは、お互い真剣にお付き合いしていたとしても、後にこじれて、(部下や後輩であった)相手から「経済的・社会的地位を利用して、性交された」と訴えられたら、負ける(本罪が成立する)よね・・、という話でした。
(もちろん、個々のケースについては、捜査機関が動くか、検察が起訴するか、そして、最終的には、司法がどう判断するか、ということになります。)
職場やサークル等での恋愛が成り立たなくなるおそれがありますが、「そうした前提で、今後、世の中の上司先輩等の皆さんは、細心の注意を払わねばならない。」という結論(正確に言うと「友人として言っておくと、『やめとけ』だ」)でした。
(もちろん、そもそも不貞行為でない、未婚者同士の話をしています。)
なお、私は元来、こういった分野の話は得意ではないのですが、もはや、「同意を取るなんて、ムードぶち壊しじゃーん」とかいうレベルの話ではない、ということを、お伝えいたしたく、筆を取りました。「デジタル同意書」で同意をとっていても、それこそ泥酔させられている間に勝手に同意ボタンをおされたとか、脅されて押さざるを得なかったなどはあり得ます。
お互い同意という雰囲気だったのにあとからそのように訴えられたり、
逆に、同意していなかったのに、無理やり押させられた同意ボタンのせいで同意とみなされてしまうなど、
問題となりうるケースはいくつも想定されます。
そもそも、信頼関係のあるパートナーどうし、お互いのことを大切に思っていれば、相手を陥れるようなことはしないわけで、
同意を確認したのにあとから翻意したりはしないでしょう。
あとから同意してないと言われたらどうしよう、という懸念は、信頼関係のない相手と性的関係をもつことを想定しているから生じる懸念である、ということに、気づいて頂きたいなと思います。同意は必要だし教育も必要。ブラジル夫は小学生息子に積極的に教えていてすごいなと思う。
私も娘に教えていかねばならない訳ですが、教えた事ないしどうやって教えるか悩ましい。多くの日本人が同じような感じなのではと思います。
アプリで同意デジタル認証も悪くないけど、事前パーミッション型なら悪くないかとおもいつつ、リスクヘッジができないなら意味がない。
子供の頃はわからなかったけれど今思えばYes / No 枕はよくできてるなと思う。