【真相】北陸の中小企業が、イノベーションの発信地になっていた
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東レ合繊クラスターを知ったのは本当に偶然だったのですが、伸びていない産業でも、緩やかに成長することができる面白い組織だなと思っていました。
そして、今の時代に求められる組織じゃないか、これは他の企業や地域産業で、参考にできないだろうかと思って、取材を進めていました。
コロナの真っ只中からだったので、かれこれ3年くらい細々と取材していて、やっと出せました。
互いに自立しながら、一つの目的でまとまれる。そして緩やかに成長する。こういった組織をどう思いますか。ぜひご意見をお聞かせください。興味深いし、知らなかった。素晴らしい取り組みだと思う。
産業クラスターは、とても重要。特に強い大企業がその地域にあって、そこが様々な調整や支援をすることで、地域の部品・素材企業と共栄するパターンが多い。
例えばトヨタの「二豊会」と呼ばれる協豊会と栄豊会とか、コマツのみどり会とかが有名。また地域単位では、正式な会にはなっていなくても、大田区とか東大阪とかだと、お互いの加工技術を知っていて、それらを組み合わせて仕事の融通をしたりしているパターンが多いと思う。
自分が知らないだけかもしれないが、繊維のような素材系だと最終製品ではなく、また工程分業が結構されている(撚り、編み、染色など)ので、それが作りにくそう。
そのなかで東レのような企業が、また自社の原糸を使うことを強制せずにこういった取り組みをすることは、逆説的だがとても強いし良いことだと思う。結局産業自体が弱くなれば東レなどにも影響があるわけで、産業自体の競争力を維持向上することが、周り巡って東レなど日本の繊維産業自体につながっていく。
トヨタ自動車75年史 「二豊会」
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/production/purchasing/nihokai/index.html
コマツ みどり会企業への支援
https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/186