河野大臣「守るべきは規制ではなく国民の移動の自由」 「ライドシェア」導入めぐり 地域の実情や課題など議論
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論点をざっと挙げると、
①安全性の担保(ドライバーの”質”を含む)
雇用主による管理・免許と、利用者の評価で、安全性に差はあるか。その差は許容できるものか。
②現在の供給不足への対応
タクシードライバーの増強(短時間労働ドライバーも含む)で賄えるか。
③雨の日やイベントなど、急激な需給増への対応
同上
④産業保護の観点
ライドシェア参入によってタクシー産業が駆逐される可能性とその是非。産業保護(供給の確保)は、回り回って消費者利益につながる可能性。
といったところでしょうか。
あと、ダイナミックプライシング(需給に合わせた価格変動)がライドシェアの特徴の一つですが、これを導入するかどうかですね。日本版ライドシェアの議論を加速すべきなのは、ひと昔前から指摘していることです。
ここに来て政府が政治力の強いタクシー業界の意向に逆らってまでライドシェアに前向きになるのは「移動の自由」に対する方策の手詰まり感を表していると思います。
見返りはタクシーの規制緩和です。個タクの定年延長、二種免許要件緩和、一種免許での限定的タクシー運転、管理業務の簡素化などが俎上にのぼっています。記事中で大臣が乗られた「やぶくる」ドライバーの西垣さんもおっしゃっているように、守るべきは「国民の移動の自由」と「国民の安全安心」の両方だと思います。(ライドシェア自体に反対なわけではありません。)
<連載>
https://maidonanews.jp/article/15043190