日本株、パフォーマンス既にピークか-中国株の底値買いに資金流出も
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注目のコメント
この記事書いた記者の理由は、投資理論からすると奇妙な意見だと思います。
まず日本株が20%以上上がっていて、そのようなことが10年なかったことを根拠にしてますが、今日の日経新聞がこの4〜9月の上場企業の純利益が3割増だという記事をだしてます。
だったら、株価が20%上昇しても当然でしょう。
それと日本の株式時価総額は870兆円ぐらいです。
外人が5兆円買い越しても、全体の1%にもなりませんよ。
年初来騰落率で見ると、日経平均とNASDAQがともに20%以上上がっていて、世界の株式市場の中でも目を引く存在なのはあります。
しかし日経平均のPERは、先週末で14.81倍と特に割高とは言えません。
日本の企業はこの30年上げてこなかった給料を上げれるようになっているのです。
それだけでも評価できるじゃないですか。
またこの記者は、四半期ごとに世界の機関投資家がポートフォリオ・リバランスをすることを知らないようです。
一般的にMSCIという指数に沿って株式の投資配分を行います。
それで日本株が上がり、チャイナ株が下がっていると、配分が指数通りになってない状態が生じます。
ですから、上がっているものを売って下がっているものを買い増すという取引をすることになります。
また昨今のチャイナリスクから、チャイナ株をアンダーウェイトしている割合を、12月の決算に合わせて修正している可能性もあります。
しかし現在の日本企業とチャイナの企業の動向を比較して、日本株を売りだという意見がどこから出てくるのか不思議ですね。
またチャイナ株がcheapという根拠は希薄ですね。イスラエル-パレスチナ戦争で、米国の中国への締め付けも相対的に弱まりそうですから、中国株に注目する理由はわかるが、そう簡単に中国株は変われない気がしています。
理由は、アメリカの大手投資運用会社は、適格投資対象に投資をする説明責任が求められ、その意味では中国はまだリスクだと感じるからです。個人のトレーディングレベルでは思惑で動くかもしれませんが。