港区・歌舞伎町の「グレーな課題」【鈴木涼美】
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注目のコメント
5日深夜1時、歌舞伎町で女性が男性を刺したというニュースが上がってきました。
関係者によると、刺された男性はホストで、逮捕された女性はその客と見られているそうです。昨年のこの時期は都内のキャバクラで働く女性が、当時親しかったというホストとの関係が原因で、その客の女性に刺される事件もありました。
東京は多様な街。港区系、サブカル系、丸の内系、あざと系、ぴえん系……と、毎日本当にいろんな言葉が生まれるほど多様で、個性で溢れた街だと感じています(むしろこのようにシンプルに分類できることから多様でないという見方もできるかもしれませんが)。多様だからこそ、人それぞれいろんな居場所がある、インクルーシブで素敵な街だとも感じてきました。
しかし、その多様なコミュニティと人々の生活が完全に可視化された今、思わぬ現象がいろんなところで起きているように、周囲やSNS、ニュースを見ながら思います。
他人の暮らしが見えやすくなったことで、パパ活、立ちんぼ、出稼ぎなどの「お金を稼ぐ選択肢」も可視化され広がってしまったように感じています。
正しいかどうかわからない選択肢を続けていくうちに、限られた世界しか見えなくなり、手放すべきでない人生を手放してしまうのは健全だとは思えません。
どこから何を見直すべきなのか糸口が見えない議論ですが、こういった現象を「仕方がない」「他人は他人、自分は自分」で片付けたくないというのが現代社会を生きる一人の若者としての声です。
今回のHORIE ONEは、簡単に答えが見えるテーマではありませんが、「大事な手がかり」はしっかり見えてくる内容となっているはずです。ゲストの鈴木涼美さんと堀江貴文さんの議論が、どんどん深まっていくので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
ライブコメントでのご感想等もお待ちしております。今回ゲストの鈴木涼美さんは、日経新聞記者をキャリアスタートに、東大大学院時代の修士論文の書籍化『AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』で作家デビュー。その後、コラムやエッセイで人気作家となり、初の小説『ギフテッド』は芥川賞候補に。現在では小説3作を執筆されていますが、都会のグレーゾーンビジネスに関わる人々の暮らしや日々が小説のテーマとなっています。
そんな涼美さんと堀江さんが、港区や歌舞伎町に蔓延する「グレーな課題」の今を語り合います。最後の鈴木さんのコメントが全て。
全員一律の教育が【できない子】を生む。もっと一人ひとりにあった教育をするべき。因数分解は社会で生きていくのに必要無いし、それよりも世の中の仕組みを教えるべき。
に尽きると思う。
本当の意味で社会に出たことない教員も結局情報強者ではないので、回りの環境が大事。自分で気付けるかが大事。