群知能で生成AIの次 「トランスフォーマー」生みの親
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非常に示唆に富んだインタビューでした。
Sakana AIが目指すものがそうしたものかは定かではありませんが、たしかに今主流のAIシステムの多くは、それぞれが独立して認識・予測・生成する仕組みになっているものが多いとも言え、AI同士が群衆的なネットワークでつながることで新たな創発をもたらす可能性は高いのかもしれません。
動物はもちろん人間も、集団で行動する場合には、集団的知性(Collective Intelligence)が生まれ、お互いが協調する(あるいは敵対する)社会性が見られるようになり、群れを作って同じ方向に動き、逸脱する者を制御する力が働くことで、より大きな力を発揮することがあります(ex. 軍隊アリの群れ行動、渡り鳥の集団飛行、市場システム)
AIに人間のような自律性が生まれることはSFの話として、AIエージェント同士が相互作用するような集団的な力を取り入れようとする試みは、AI技術が新しいフェーズに入ることを想像させますし、今後期待が寄せられる研究分野だと思います。生成AIは、いまのアシスタント的な存在から、自律エージェント、マルチエージェントに進化するはず
そのマルチエージェントの世界を、基礎レベルで追究するのが、Sakana AIの目指すところなのでしょう。
いまの大規模言語モデル(LLM)でもマルチエージェントとして動かせば、集合知のような行動をします。先行研究を紹介しており、ご興味あればどうぞ。
生成AIを学び問う〜2.テクノロジーの視点 > マルチエージェント:集団の知
https://note.com/ray_30cm_ns/n/n2f4a57d37619#b9c5d53d-e7ae-499c-9bf1-e2f0abe98c3cAI開発は特化した知能の方が精度が高めやすいです。役割分担したAIを組み合わせる群知能なら有用とおもいます。
似たようなAIの群知能は制御が難しいです。その分、創発的なAIが生まれる期待は高いですが。