• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

銀行化する航空会社─マイルはこうして「大金を使う人」のものになった

51
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • 国内航空会社 気象予報士

    業界人なのにあえてコメントしてしまいますが、航空会社のマイレージサービスは、お得意様=利用回数の多い人(frequent flyer)を各社で囲い込むために始まったものです。現在は単なる顧客情報の把握や、どの路線がどのような属性の人にどの程度利用されているのかといったマーケティング面だけではなく、通販サイトなどと連動してどのような商品が購入されているのかや、どのようなサービスを利用しているのかといった面でも分析されています。
    それともう一つがクレジットカードと紐ついたポイント制度で、まさに航空会社は帳簿上の負債をどんどん作ることで、実際には現金をクレジット会社から得ていることになります。実際にはポイントがすべて消化されるわけではないことから、帳簿からそのまま消えていく負債も多くあるという状態です。そういう実態から考えれば、航空会社のポイントサービスが無期限になることはほとんど考えられないことです(いっぽうでユーザーはユーザーでみすみすポイントを失わないように各社のポイント交換制度を巧みに利用して、もっとも効果的にポイントを利用できるように動く人もいるのですが)。

    今や飛行機に乗らずとも、クレジットカードによるポイントを貯めるだけためているという陸(おか)マイラーも多く(自分もその一人ですが)、これだけで大きな経済圏を成しているというのが実情になります。こうしたさまが、航空会社としての事業の本分を越えているのではないかという意見はその通りかもしれません。

    一方で、航空会社はコロナ禍を経て、事業の多角化を相次いで打ち出しており、その一つがこうしたマイレージサービスです。これだけですでに大きな経済圏を成しているので、これをさらにほんの一部(例えば0.1%)でもマネタイズすれば、それだけで莫大な利益を上げることができるということになります。すでに日本でも大手二社、海外ではLCCにおいても航空事業以外の収益を大きく上げようという取り組みが続いており、記事で話題になっている米国も例外ではありません。
    今後も航空会社による事業の一つとして、マイレージサービスはもっとも重要なサービスの一つとして位置づけられ、大きな存在感を持つものと考えられます。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか