「オワコン」から「エモい」へ 無印良品の団地プロジェクトが若年層に支持されるワケ
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注目のコメント
今回は無印+UR(賃貸)の合同のプロジェクトなので、団地全体でコミュニティー含めた提案ができるのが大きいですね。
反対に難しいのが、分譲型の団地の再生。
現状では、管理会社によほどの策がない限り、個々の専有部分の改装が限界。
将来のために、沿線に分譲型の団地を持っている鉄道会社の一部は、団地の専有部分が売りに出されると購入し、団地内での議決権を増やそうとし改修に備えようとしている、と聞いたことがあります(しばらくはリノベして賃貸へ)。
私も団地の分譲住戸をリノベーションした経験が、いくつかあります。
記事内で書かれたようなメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。
例えば、エアコンの設置ができない部屋ができる可能性があるなど。
この年代の団地は、想定されているのがエアコンではなく、石油ファンヒーターやガスファンヒーター。
躯体の壁に新たな開口を設けることがNGとなっている場合が多く、同上の排気用スリーブをうまく活用できれば良いのですが、部屋がバルコニーに面していない場合などなかなか難しい場合があります。
その他排気ルートや排水ルート、電気容量等の制約が出る可能性がある事は、事前に抑えておきたいポイントです。
とはいえこれらをクリアし、クライアントの要望をどう超えてくるか、個人的には楽しい案件です。団地のリノベーションプロジェクトは何度かガイアの夜明けなどで取り上げられているのを見ましたが、素敵ですよね
地域の繋がりの再構築をしていて、シェアハウスが一般的になってきているように繋がりを重視するトレンドとも合致します
子育てや介護などの機能も中で持ったり、イベントなどもあったりと暮らしやすそう
URが作っている「団地の未来」というサイトも素敵です
https://www.ur-net.go.jp/chintai/danchinomirai/「団地リノベ」普及すると良いですね。
リノベーションは手間が掛かる割に利益も薄く、大手ハウスメーカーや建設会社は敬遠しがちです。
こういった細かい仕事や個別対応が求められる施工は、むしろ中小工務店が得意とするところ。
これから人口減少によって新築需要が減退していく中、裾野の広い中小建設業者の雇用確保においても重要な取り組みです。
何よりも、ますます高騰する都心の住宅事情において、若者たちにもちゃんと手の届く住宅を提供して行く必要があります。
欲を言うと、デザイン性だけでなく断熱性向上を義務化してもいい。
脱炭素化においても住宅の省エネ化は必須。国で補助金を厚くして欲しいと思います。