国連安保理、ガザ決議案をまた否決 米案に中国、ロシアが拒否権
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10月18日のロシア案、ブラジル案に続いて、米国案も否決されました。
安全保障理事会で停戦が求められたからといって、イスラエルが停戦する訳でもないし、イスラエルに何かペナルティがあるわけでもないです。
それでも、安全保障理事会で、停戦を求める要求だけでも出す、ということさえできなくなった、というところにまた別の意味があります。
たとえば、UAEが中国とロシアと共に米国案に反対したこと、です。
安全保障理事会は15か国で構成されていますが、米国案に対しては10か国が賛成(日本も賛成)、中国とロシアとUAEが反対、ブラジルとモザンビークが棄権でした。
18日に出たブラジル案、単に双方に停戦を求めただけの案が、一番通しやすいはずでしたが、これは米国1か国だけが反対して、拒否権で否決。
米国案は、米国自身も、この案で通せるとは思っていなかったでしょうが、何であれ停戦要求案を通そうという気がない、と見るのが妥当でしょう。ロシア、中国のように核弾頭ミサイルを所有した常任理事国は、自国に攻められないので、好き放題に拒否権を出し、侵攻も可能になっている。
国連が機能しない中で、常任理事国の対応次第で、第三次世界大戦に突入しそうなのが怖い。