豆乳ヨーグルト原料の技術伝承、熟練者の思考をAI化
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熟練者の技能継承はシニアの定年が迫り、ミドル層の薄い製造業では喫緊の課題です。当社も匠AIという名前で取り組んでいます。
ただ入出力から熟練者判断のAIモデルを作るだけでは上手くゆきません。やはり原理との組み合わせで、理由を示すことが大事な気がします。その意味でLLMの言語化能力には可能性を感じます。熟練者のノウハウをAIに学ばせ伝承する。AIに期待される重要な領域。各企業はもちろん、業界や芸能ジャンルなどごとに知が残され、使われていく可能性を感じます。
本件では知見抽出の専門家が熟練者と対話を重ねてデータ化するとある。この「人」による作業がポイント。AIに学習させる人の仕事が大事になります。
言語化しやすい形式知だけじゃなく暗黙知にどこまで踏み込めるか、楽しみ。とてもユニークなユースケースだと思います。
生成AIは意図せずともそれらしい回答をさせることが出来ますが、適切に思考プロセスを支持することで、より安定して良い回答を得られることが知られています。
(Chain of Thoughtおよびその派生系)
人の頭の中にある思考回路を言語化し、フレームワーク化し、それをGPTや文章系AIへ落とし込む作業。
これが正しい「プロンプトエンジニアリング」なように見えます。
見習いたい。