深刻なホテル不足。「Airbnb」はリオ五輪の救世主となれるか？
コメント
注目のコメント
昨年のブラジルW杯でリオに滞在したとき、まさにAirbnbを利用しました。2DKで１泊５千円と便乗値上げもなく、決勝までの約2週間、快適な滞在に。Airbnbの良い点は利用客と提供者の双方が評価し合うこと。評価欄を見れば不良物件を見抜ける。逆に客は評価が悪くなると、誰も泊めてくれなくなる。過去にブラジル、ドイツ、イタリア、ロシア、ウクライナ、カタールで利用したが、どこも問題なし。海外出張が多いサッカー記者にとって、ものすごくありがたい存在。
AirB&Bも日本で既得権益層の猛反発で足踏みを強いられている。国レベルでは特区に指定して推進することにしたらしいが、地方の条例に落ちていない（もちろん地方の宿泊業界は猛反発する）ので、厳密には違法らしい。一時的な需要増に、その後の過剰在庫・余剰施設の償却コスト心配せずに需要とりこめるうえ、地方の空き家活用できて日本への旅行者にはかなりありがたいんだけど。空き家という富を生まない資産を輸出するのと同じ効果がある。とっとと基準を設けて大昔にできて実態にあってない旅館業法とか一掃し、合法化するべき。（もっとも、気にせずやってる人がほとんどというのが実態だが。）
私も今年の新年、Airbnbを利用した。年末年始しか休めない、その時期にはホテル代が法外に高いという、この理不尽に救世主のようなサービスだと感じた。
ただいまこのサービスに対して、旅館ホテル業界は猛反発をしている。急増する民泊を阻止しよう、というスローガンも掲げている。実際、足立区では住宅を宿泊施設として営業していた男性が逮捕される事件まで起きている。
もちろん宿泊客の安全などを考えると何らかのルールは確立されるべきだろう。だが、これこそ成長なき世界での知恵のビジネスという感じもする。
規制で守られている業界とその隙間を突いたビジネス。利用者の利便性を考えたら、一律に規制することにならないで欲しい。
