〈直言〉「企業の失敗、野性喪失から」 野中郁次郎氏 - 日本経済新聞
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野中教授は88歳でお元気そうです。
失敗の本質はもう40年も前の本なんですね。読み進めながらゾッとしたのを今でもはっきりと覚えています
"旧日本陸軍の戦略のあいまいさ、短期志向、集団主義、縦割り、異質性の排除という点だ。今思えば過去30年の日本も、底流にある問題は当時の日本軍と変わらなかった可能性がある"「多くの企業がPDCAを大切にしているというが、社会学者の佐藤郁哉氏は最近、『PdCa』になったといっている。Pの計画とCの評価ばかり偏重され、dの実行とaの改善に手が回らないということ」
「行動が軽視され、本質をつかんでやりぬく『野性味』がそがれてしまった。野性味とは我々が生まれながらに持つ身体知だ」
「(計画や数値目標は)現状維持の経営には役立つかもしれないが、改革はできない。計画や手順を優先させられると人は指示待ちになり、創意工夫をしなくなる」
全てが「その通り!」と思います。
こんな当然のことが実際の会社経営(特に日本の大企業)にはできない。
それを今一度議論した方がいいと思う。これはいい得てると思う、この3つは誰もNOといえない。でも多くのマネジメントがなぜかここにエネルギーを割いて強調する。PDCAがPdCaになったと、、
――企業にとって「失われた30年」の真因はどこにあったのか。
「雇用や設備、債務もその通りだ。しかしより本質をいうならプラン(計画)、アナリシス(分析)、コンプライアンス(法令順守)の3つがオーバーだった」